ダカーポ:dacapoの9月15日号の第二特集がおもしろい。
「売れてる本」の2大特集 特集その2 ロングセラー本の研究 [読者を魅了し続ける秘密]
第1特集は「ベストセラー本の作り方、作られ方、読まれ方 [大ヒットする作品にはちゃんと理由がある]」だけど、そっちより面白いし実用的です。
各出版社別の文庫のロングセラーが載ってて便利。
迷ったときはこれを読もう。
鬼平犯科帳が880刷で2290万部万部も売れてるとなっててビックリ!
あと、各大学の盛況の売れ筋本がとてもおもしろい。
東京海洋大学の売れ筋が
・イワナの謎を追う
・How to ロープ・ワーク
・フグはなぜ毒をもつのか―海洋生物の不思議
とか、いかにもな感じ。
結構面白そう、読んでみたい。
東大の売れ筋の
想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行は、読んだ事ないし、今後も多分読まないだろう。
18とか20歳でこんな本読むなんて偉いですね。素直に尊敬します。
防衛大学校の売れ筋が
・戦争論〈上〉
・坂の上の雲 (1)
・武士道
というのも、いい感じ。
防衛大学校では「戦争論」が教科書にもなってるそうです。
少し講義も受けてみたい感じ。
もちろん防衛白書も売れまくってるそうです。
そして、なんと防衛大学校の書店は開店以来万引きゼロだそうです。
いいぞ!パチパチパチ!
まあ、隠蔽体質ですから。
嘘です。冗談です。許してください。
そして、ロングセラーと言えば、このブログ的に外せないのがデール・カーネギーの「人を動かす」ですね。
版元の創元社の方のインタビューも載ってますが1958年の発売以来169刷のべ410万部だそうです。
創元社では
・馬鹿について―人間-この愚かなるもの
・エセンシャル・ユング―ユングが語るユング心理学
・マヤ文字解読
など、出版社の方も誰が読むのか、よくわからないロングセラーが多いそうです。
結構適当そう。けど、売れてる!ツイてる!
で、鬼平犯科帳の880刷とかデールカーネギーの169刷が凄いと思ってたら甘い!
世の中にはもっと凄いのがある。
写真集だと
「千刷り、万刷りもイケる!」
なんだって。く、くだらん。
トリビアっぽいのだと「家庭の医学」は旧陸軍の衛生兵向けの教本が元になってるそうな。
へぇ×90位
そんなわけで、今回のダカーポ9月15日号おすすめです。
他にも色々なロングセラー本がのってます。
最高!