古本を売って森のオーナーになる。

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あなたの本が森になります。


たもかぶ本の街/文化の薫り189万冊 :asahi.com : マイタウン福島 - 朝日新聞地域情報


 道の両側には、人の背丈の2倍はある雪の壁が延々と続く。奥会津の3月はまだ冬。車窓から見えるのは雪、雪、雪。「たもかぶ本の街」(只見町楢戸)はそんな国道の脇に忽然(こつぜん)と現れた。

 10棟のログハウスと、使われなくなった古い貨車8両が連なる。中には全国から集まってきた古本が約189万冊詰まっている。1店舗としては国内最大級の蔵書を誇る。


 189万冊!

189万冊と言ってもピンとこないかもしれません。
丸の内の丸善が120万冊、池袋のジュンク堂が150万冊です。
オンライン書店のamazon.co.jpは本のタイトル数だと50万タイトルです。

なんで、そんな地方の古本屋に189万冊も蔵書があるんでしょう。

その秘密は


「たもかぶ」とは「たもかく株式会社」の略。「たもかく」とは「只見木材加工組合」の略称だ。加工組合で地場産材を使い家具や家を作っていた吉津耕一さん(52)が、94年1月に念願の古書店を始めた。

 「木を使った製品で最も付加価値が高いのが本。ただ木を切り出すだけの町でなく、生まれ故郷を文化の薫りがする本の街にしたかった」と吉津さんは話す。

 吉津さんは、本と森を通じた都会の人との交流を考えた。古本を定価の1割で引き取り、現金を渡す代わりに「たもかぶ」が所有する森林と交換する。本を持ち込む人には、引き取り額1750円につき1坪(3.3平方メートル)のオーナーになってもらう。森は「たもかぶ」が「地主」に代わって管理する。

 「地主」は、自由に山に入ってキノコや山菜採りを楽しむこともできる。そんな仕組みが都会の人たちに受けた。現在は約3万人の地主が5万坪の森を所有している。


素晴らしい。
古本を買い取ってもらうと、現金ではなく森のオーナーになれるんですね。
しかも一坪当たり1750円とは安い!
安すぎる。

定価の10%で買い取ってくれるということなので、ビジネス書なら10冊くらいで、森のオーナーになれますよ。

凄い!
俺も大地主になれるかも。

こういうの他にもないのかな?
りんごとかみかんのような収穫のある木のオーナーになりたいなー。
ワインとか日本酒もいいね。

公式サイト:tamokaku.com
概要:たもかく:本と森の交換
FAQ:たもかく:よくある疑問