宇宙を味方にする方程式 小林 正観

以前斎藤一人 だれでも歩けるついてる人生を読んだときに、巻末に斎藤一人さんが
「精神的なことや仕事のことをもっと勉強したいなら私が心から尊敬して、いつも学ばせてもらってる3人の先生方を紹介させていただきます」
と書いてありました。
そこで尊敬する3人の先生として、1番最初に紹介されていたのが今日紹介する小林正観先生でした。


その時から、少し気になっていたのですが、どうも小林先生の以前の本は普通の書店では手に入りくい(流通してない?)みたいでした。
私はたまたまツイてることに近所の図書館で数冊読むことができました。
うれしい、楽しい、幸せ、です。

で、今回の宇宙を味方にする方程式は、割に普通の書店でも手に入りやすいのかもしれません。
少なくとも、Amaoznや楽天ブックスにはあります。

タイトルの宇宙を味方にする方程式とあるとおり、この本は小林正観先生が今までの経験から編み出した色々な方程式を紹介しています。

例を挙げると
・花粉症になる人の方程式
・アトピーになる人の方程式
・倒産する会社の方程式
・絶対に太りたくない人のダイエット方程式
・お金に困らなくなる人の方程式
・がん細胞をなくす方程式
・がんになりやすい人の方程式
などなどですね。

ほとんどの方程式には科学的根拠はほとんどありません。
でも、それがまた先生独特の暖かい語り口で思わず「あるある」と言いたくなるような方程式で表現されています。


例えば、
・倒産する会社の方程式

倒産する会社は駐車場や庭がごみで汚れている

という感じ。
必ずしも逆は成り立つわけではないから注意が必要。
汚れているから倒産すわけではない。


面白いのが
・太る人の方程式
「私って、なに食べても太るのー」と言いながら食べると太る。

なんだか、卵が先か鶏が先かのような話ですが、思わずにやりとしてしまいますね。

「私って、なに食べても太るのー」と言うと、その人の内臓や食べ物が、「よし、ご主人様の期待に応えるぞ!」と頑張ってしまうそうです。

うそ臭いけど、なんとなく納得できる話だ。


全編、先生の暖かい語り口とだじゃれに満ちた不思議な本です。
押し付けがましくないので、「そんなのありえない!」などと攻撃的な反応をする気にならなくなります。

最初の方程式の
・花粉症の人の方程式
「花粉症の人は完全主義者」
と、書いてあるときには、もうここで読むのやめようかと思いましたけどね。
(だって、これは関係なさそうでしょ)

読むほどに引き込まれました。

途中、この小林正観さんの宇宙方程式を使いこなしてる人の事例として

マルカンという会社のSさん

という方が登場します。

Sさんとイニシャルにしても意味が無いような…
従業員のSさんかもしれないけど、実質納税額ナンバーワンのSさんは、あのSさんしかいないでしょう。

後半紹介される
「そ・わ・かの法則」
掃除、笑い、感謝ですべてうまくいくという話も、経験則として納得。

こういうスピリチュアル系?の本には、私はかなり好意的な反応とそうでない反応を示すときの差が激しいのですが、この本には好意的な反応です。

押し付けがましくないのと、だじゃれがいいのかなぁ?
「ズバリ言うわよ!」なんて、断定的なのは多分合わないんだろうな。
「証拠を出せよ!」とか、ついつい反応したくなる。

結局、深いようなことを言ってる様な気もするし、風来坊のおじさんの思い出話を聞いてるような気もするし、いい意味でとらえどころの難しい本でした。

宇宙を味方にする方程式
宇宙を味方にする方程式
第1章 宇宙にあるさまざまな方程式
第2章 宇宙方程式でがんを克服する
第3章 すべての苦悩煩悩をなくす方法
第4章 毎日が楽しくて仕方なくなる方法
第5章 神様を使いこなして生きる
第6章 「掃除・笑い・感謝」で幸せになる


小林 正観
1948年東京深川生まれ。中央大学法学部卒業。心学研究家。心理学博士。コンセプター。作詞家&歌手。デザイナー(SKPブランドオーナー)。学生時代より人間の潜在能力やESP現象、超常現象に興味を持ち、旅行作家のかたわら研究を続け、今日に至る。「嬉しい」「楽しい」「幸せ」と喜ばれる存在になろうと唱え、その頭文字をとった「うたし会」を主宰。コンセプター