天は自らタスクる者をタスク

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タイトルは自助論からのだじゃれね。
だじゃれを自分で解説するのもつらいけど、念のため。

シゴタノ! - 仕事を楽しくする研究日誌の大橋さんの「手帳ブログ」のススメの発売日が待ち遠しくてしょうがないです。
発売日は4月20日です。

FPN-新規事業とイノベーションを考えるビジネスニュースコミュニティで、その大橋さんが、また面白い記事を書いています。


FPN-ニュースコミュニティ- 本を1冊書くのにかかる時間を「見える化」する

そんなこともあり、1冊の本を書くのにいったいどれくらいの時間がかかるものなのかを数字として把握しておくために、例によってタスク管理ツールで記録している、今回の執筆に要した時間を取り出してみました。

全体でどれくらいかかったのかも興味ありますし、その他もろもろの時間もどれくらいかかるのか興味深いですね。

執筆といっても、企画案を考える時間、編集者の方との打ち合わせをする時間、執筆に必要な参考資料を読み込む時間など、純粋に文章を書く時間以外にも様々な関連タスクが発生します。そこで、ざっとデータを眺めて、以下の5つのブロックに分けて、ブロックごとに時間を集計してみました。


ブロック 時間(h) シェア 備考
1.企画案作成 24.21 20.3% コンセプトと構成案を形にする
2.打ち合わせ 11.41 9.6% 全9回実施(1回あたり平均1.27時間)
3.執筆 49.65 41.6% 25本+α
4.執筆補助 9.19 7.7% タスク管理、資料チェック等
5.リライト 24.83 20.8% 推敲、コラム執筆等

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合計 119.29 100.0%

合計で約120時間というのが多いのか少ないのかは、私にはわかりませんが、本を書くにはそれ以前の蓄積も重要と思います。
なので、「蓄積されたスキル・ノウハウ+120時間」という、濃密な時間や手間をかけたものを読めるのは非常にありがたい。


 1.執筆時間は全体の5割(純粋な「書く作業」は思いのほか少ない!)
 2.企画案を作る時間は執筆時間の半分(「考える時間」は想像以上に長い!)
 3.リライトは執筆時間の半分(意外と時間がかかる!)

などなどです。

「書く作業は思いのほか少ない」「考える時間は想像以上に長い」とありますが、「考えながら書く」と文章書くのって凄い時間かかりますよね。
なので、考えに考えてから書くと、書く時間は案外短いのかもしれません。

でも、私は感覚的に長いの短いのと言ってるだけなのです。
だめじゃん。

自分がある仕事についてどれくらいの時間を要するものなのか、という数字を持っておくことは時間という資源を有効に活用する上での与件となるでしょう。

やはり、日々きちんと計測して数値として把握してないとダメですね。

こちらの記事も参考になります。
シゴタノ! - 自分の一日の仕事をビジュアルに振り返る


改めて気づいたのは、タスク管理ツールという「司令塔」を中心に仕事を進めているということでした。1つ作業が終わるごとに終了時刻を入力し、次にやるべき作業を確認のうえ、開始時刻を入力して、再び作業に入る、というピストン運動が見て取れます。

ひとつ仕事終わるたびにmixiやRSSリーダーで新着チェックなんて感じの自分は猛省です。

あと、NBonline(日経ビジネス オンライン):Lifehacks コラムもおすすめ。
本当はこっそりネタ元として使おうと思ってたのは内緒です。


「手帳ブログ」のススメ
「手帳ブログ」のススメ
大橋 悦夫 (著)
一週間 今日は昨日と何が違う?
・毎日書くための下準備
・「ありたい自分」を描いてみる
・さしあたりやるべきことは何か?
・毎日ブログを書く上で心がけること
・自分の中から答えをあぶり出す
二週間 今週は先週と何が違う?
・無意識を探る
・「似た構造」に注目する
・「中心」を見つける
・自分の判断を振り返る
・自分の「玄米」を育てる
一ヶ月 どんなエントリーが書きやすい?
・ブログのテーマを見つけるコツ
・自分のテーマ育成計画
・書きたいことをストックしておく
・ネタ帳を“育てる”
・最初はカテゴリ「その他」ではじめる
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・週に1度振り返る「週記」のすすめ
・マンネリに陥ってしまったら…
・どうしても書き続けることができなくなったら…
・ブログを書き続けるために必要なもの
・毎日無理なく続けるために
半年~ 習慣を味方に付ける
・繰り返しやりたくなる仕掛けを組み込む
・無意識の力を発揮する
・「ついで」にあいのりする
・新しい習慣の足がかりにする
・「断続」は力なり