幻の名著と言われた「箱―Getting Out Of The Box」の復刊本。
入手したので少し補足など。
参考
●箱―Getting Out Of The Boxが復刊!今度こそ!:[俺100]
訳者は以前と同じ方です。冨永星さん。
大幅に雰囲気が変わっているという事はないですね。
逐条的に対比して読むと細かく言い回しが変わっているところはありましたが、普通は気がつかないレベルだと思います。
新しい版のほうが監訳者の金森重樹さんのまえがきやキモかわいいイラストがついているので、無理して古い版を買う意味は無いと思います。
なによりも新しい版になって良かったのはタイトルが「自分の小さな「箱」から脱出する方法」になった事ですね。
前の版だと「箱―Getting Out Of The Box」だったので、普通は「箱」としか書いてないんですよね。
そうすると、本の情報を探そうとYahoo!やGoogleで「箱」と探すととんでもないことになります。
とんでもなくヒットして思うような情報にたどり着けなくてイライラしたものでした。
でも、今度のタイトルなら検索エンジンやオンライン書店でも探しやすくなりましたね。
以前の「箱」ならISBNがわかってなかったら、辛かった。
「箱」という本自体が「箱」に閉じこもってる感じでした。
再読してみても、私にとっては読むのが辛い本でした。
私はまさに「箱」に入った人間なので。
「俺の事が書いてある!」と読み進めるごとに思いましたね。
まあ、できる事から地道にコツコツとやっていこうと思います。
あと、最近似たような本を読んだ気がしたと思ったら
大きな結果をもたらす小さな習慣
が、同じようにストーリーが展開していきながら人間関係を向上させていく話でした。
良かったらこちらもどうぞ。
自分の小さな「箱」から脱出する方法
アービンガー・インスティチュート (著), 金森重樹 (監修), 富永星 (翻訳)
身の周りの人間関係は実はすべて自分が原因で引き起こしている
ことに気づかせてくれる『自分の小さな「箱」から脱出する方法』。本書を読み
進めるうちに家庭や職場での人間関係を深め十分な成果を出せる環境を作る方
法を学べる。全米ビジネス書ベストセラー
よりよきビジネス、人間関係、家庭生活のために、時には、もしかしたら自分は今「箱」に入っているのではないかと疑ってみることが大切です。あなたをとりまく人間関係のトラブルを、一挙に解決する考え方を紹介。
大きな結果をもたらす小さな習慣
ハリー ポール (著), ロス レック (著), 門田 美鈴 (翻訳)