[これはひどい]さおだけ屋はなぜ潰れたのか?

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チラシの裏にでも書けば?と、思ったら、表紙はまさにチラシの裏でできています。
しかし!有名な方からの多数の推薦文が!しかも、立花隆、坂本龍一、糸井重里といったそうそうたるメンツ。
と、思ったら
推薦文を断られた方々のリストでした。

さおだけ屋が潰れた。 大変なことである。由々しき事態である。『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』が、150万部も売れるご時世に、おれはさおだけ屋を倒産させてしまったのだ。 ニート人生36年間の総決算としてはじめた商売は、いまや莫大な負債となって背中にのしかかっていた。

こんな出だしで始まる、数々のベストセラーを引用して再構成したパロディ小説

引用されてるのは
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
キッパリ!―たった5分間で自分を変える方法
生協の白石さん

など、タイトルを聞けば誰でも知ってるようなベストセラー。

さおだけ屋がつぶれないと聞けばさおだけ屋を始めるものの、大量の在庫を抱えて失敗。ウェブ進化論に影響されてネットビジネスを始めてもうまくいかず、電車男に影響されてアキバ系に変身するもキモがられるだけ。

と、いったようにベストセラーを闇雲に試すもののことごとくそれが裏目に出る主人公。
ビジネス書のベストセラーを闇雲に追っかける姿はひとごととは思えませんでした。
イタい主人公と自分の姿が重なる部分もあり、主人公に「頑張れよ!」と思いながら読むものの、主人公が本当にどうしようもない。

どうしようもないものの、そのチャレンジする姿には少し感動。

主人公に
・チャレンジし続ける君を、なにもしない奴らが笑うだろう。
という言葉をかけてあげたい。

失敗続きでも、生きていればきっといい事あるよ。


さおだけ屋はなぜ潰れたのか?
さおだけ屋はなぜ潰れたのか?
池田 浩明 (著)


主人公カバ夫は話題になっている本なら何でも飛びつくベストセラーマニア。
流行の『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』を誤読してさおだけ屋を開店、うまくいくはずもなく大量の不良在庫を抱えてしまう。
現状を打開するため、新たなベストセラーに頼るも、極端に信じ込みやすく、書いてあることは何でも丸呑み、早合点。
やり方も間違っているので次から次へ失敗し、どこまでも転落していく。
果たして、カバ夫に「ベストセラー効果」が降り注ぐ日は来るのか?
数々のベストセラーをサンプリング、再構築し、軽妙な文体でめまぐるしい展開をつくりあげ突き進む、ステップスティック・パロディ小説。