レバレッジ・リーディング

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読書を「投資」として、それも極上のリターンが得られる投資としてとらえる著者の多読指南本。
このような極上のノウハウを1,500円程度で読めてしまうのが読書の醍醐味ですね。
著者にも関係者にも心からありがとうと言いたい。


まえがきから、読書の有用性をビシビシと力説しています。

本を読まない人は、せっかく本にうまいやり方が書いてあるにもかかわらず、自分ひとりで1から試行錯誤しながら何もかもやろうとする。要領がよくないのです。
要領がよくない、とまで言われるのも辛いものがありますが、私も基本的にそう思います。 ローマ人の物語とか徳川家康とか試行錯誤したって絶対無理だし。 ヴィクトール・E・フランクルの「夜と霧」からは多くの事を学んだけど自分では体験したいとは絶対思わない。

著者は1,500円から100倍のリターンが得られるとしています。
これはご自身の実感からで周りの経営者の方とも意見は一致しているという事。
私も大体それくらいかなぁと思います。
読めば読むほど10倍のリターンですから、貧乏性の私は読まないと損をすると思うと読まずにはいられない。
直接経済活動にかかわってない方でも、人間関係が円滑になり幸せな人生を送ったらその価値は計り知れないでしょう。


とは、言うもののやはり
・時間がない
・なにを読んでいいのかわからない
・どこで買えばいいのかわからない
・どう活用していいのかわかない

などの疑問はあるわけですが、本書では懇切丁寧に解説してくださっています。

本書もまた著者の知識や経験を買えるわけで、その価値は計り知れないですね。

私は読む方は、あまり問題なく読めてると思うのですが、読書後のフォローがイマイチ。
もう少し工夫の仕方があると思っていたのですが

本書の第4章の「読んだままで終わらせるな!」が、まさにドンぴしゃり。
読書の方法をシステム化したりレバレッジメモなる抜書き集を印刷して持ち歩くなど、実用的で有益な方法が紹介されています。

他の章も有益な情報が盛りだくさんなのですが、盛りだくさん過ぎて逆に書ききれないという感じです。

とりあえず、ビジネス書好きな方なら迷わず買ったほうが良いかと。
迷わず買えよ!買えばわかるさ!

で、この本も買ったまま「読む時間が無いので…」となれば面白いなぁ。
人間だもの。そんなときもあるさ。

巻末の著者が選ぶ
・原理原則の本10
・2006年に読んだ読むべきビジネス書
・読んでおくべきビジネス書20

も、嬉しい。
こういう目利きの方が選んだ本は外れがないのです。

俺100ショップ - レバレッジリーディングで推薦されてる本 その1
俺100ショップ - レバレッジリーディングで推薦されてる本 その2
俺100ショップ - レバレッジリーディングで推薦されてる本 その3
俺100ショップ - レバレッジリーディングで推薦されてる本 その4
俺100ショップ - レバレッジリーディングで推薦されてる本 その5


まだまだ読んだ事のない極上の本があると思うと嬉しい。
生きる楽しみが増えました。

レバレッジ・リーディング
レバレッジ・リーディング
本田 直之 (著)

なぜ「速読」より「多読」なのか?
1日1冊のビジネス書を効率的・戦略的に読みこなす投資としての読書法
訓練不要であなたの思考が劇的に変わる
ビジネス書は、成功者の体験やノウハウを短時間で疑似体験できるツールであ
り、その多読こそが最高の自己投資である。現在、コンサルティング会社を経
営する著者が、ビジネススクールで身につけ、さらに進化させた読書術を紹介。
コンセプトは「多読」である。速読とは違う訓練不要の読書法である。月間に
500冊の新刊といわれる氾濫するビジネス書の中から読むべき本を選び出す。
1日1冊で年間400冊を読破し、ビジネスで成功するためのノウハウを紹介。本
の選び方、書評とのつきあい方、書店の利用法、時間術、実践に活かすための読
書後の活用法など。著者のおすすめブックリスト付き。

1日1冊で年400冊を読破し、ビジネスでリターンを得るノウハウを、ビジネス書の探し方から、読了後のフォローまでを解説する。