デジタル・ワークスタイル ―小さなことから革命を起こす仕事術 徳力 基彦 (著)

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FPN-新規事業とイノベーションを考えるビジネスニュースコミュニティの活動やtokuriki.com:ネットコミュニケーションの視点でも、おなじみの徳力基彦氏の新刊です。

徳力さんは、先日放送されたNHKのクローズアップ現代のアルファブロガー特集にも出演していましたね。

いつも素敵な微笑をたやさない徳力氏ですが
【参考】
ガイドプロフィール - [最新ネットコミュニケーション]All About
MarkeZine:◎ブログ界最強のサポーター、徳力基彦のビジョン「21世紀が本当の意味で個人の世紀になるお手伝いをしたい」(前編)

実は、怖い人だとか、寂しがり屋とか、クローンロボットがいるとか、徳力じゃなくて毒力だとか人徳力だとか、色々な噂も聞きますが、それだけ多くの方の話題に上る方という事ですね。有名税かな。

本書は、主にGmailやRSSリーダーなどの活用法が書いてあります。
活用法だけでなく、きちんと丁寧に「なぜそのツールを使うのか?」「そのツールで実現されることはなにか?」が書かれているのが嬉しいですね。
私も、それぞれのツールは結構使ってますが、本書を読み、あらためてそのツールを使う意味を確認できました。

本書に書かれている言葉で言えばルール3の

●ツールで時間が節約できているかを考える
3番目のルールとしては、いかに最先端のツールといえども、ツールに使われていては意味がないということだ。

ですね。


本書の冒頭に書かれてるとおり

インターネット時代の仕事術は会社では教えてくれない。

ですから、常に切磋琢磨し自分を磨いていかなくてはと反省。
特に、時間管理や時間見積に関して自分はどうも甘かった。

しかし本書の面白さの真骨頂は「まえがき」「イントロダクション」「おわりに」にあると思う。
著者の徳力氏が大企業からベンチャー企業に転身し、色々困惑しながらも試行錯誤を繰り返した事などが書かれています。
多くのビジネスマンが将来に不安を持つこの時代。
【参考】
「仕事の将来に不安」30歳代の82%…読売ネット調査 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

徳力氏は不安を抱える多くのビジネスマンをよそにファンを多く抱えています。

その秘密は、本書に書いてある効率的な仕事術で仕事をこなし、空いた時間を活用してセミナーなどに参加して自分自身のスキルアップにつとめたり人脈の構築を図ったことにあると思います。

昨今、仕事術の本は数あれど、その浮いた時間の活用の仕方というのはあまり提示されてないような気がします。
一生懸命効率的にこなし、残業を減らす。しかし、その浮いた時間で会社同僚と飲みに行き、上司の愚痴をこぼすのではあまり意味がありません。

その部分に関する回答が、本書の「まえがき」「イントロダクション」「おわりに」に書かれていると思います。


しかし、車・電車などの交通網の発達や通信技術の発展によって仕事が楽になるかと思えば、仕事術の本まで買って勉強しなきゃならない時代と言うのもなんだか妙な感じですね。

妙な感じもしますが、そんな事を疑問に思って夢想にふけって大企業をやめる前にぜひご一読を!
(通信技術の発展によって世界がフラットになった影響については「フラット化する社会」が詳しいです)

デジタル・ワークスタイル―小さなことから革命を起こす仕事術
デジタル・ワークスタイル―小さなことから革命を起こす仕事術
徳力 基彦 (著)


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 【内容】作業時間を半減させるためのルール
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ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則
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デビッド アレン (著), David Allen (原著), 田口 元 (翻訳)

フラット化する世界(上)
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トーマス・フリードマン (著), 伏見 威蕃 (翻訳)


フラット化する世界(下)
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トーマス・フリードマン (著), 伏見 威蕃 (翻訳)