「頭のうちどころが悪かった熊の話」の解説記事

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Amazonのランキングを見ていると、ベスト100位以内に入ってるときがあって気になってた本の解説が朝日新聞の記事にありました。

この本です。
頭のうちどころが悪かった熊の話
頭のうちどころが悪かった熊の話
安東 みきえ (著), 下和田 サチヨ (イラスト)

もし人生の意味に悩んだらとりあえず食べてみてください。7つの動物ショートストーリー。「小さな童話大賞」(毎日新聞社主催)受賞作『いただきます』収録。


表紙を見て、「児童書かな?」と思いつつ、どんな本なんだろう?と想像していました。
タイトルの雰囲気から「ムーディ勝山が関係してるのかな?」と、一瞬思いましたが、そんな記述は無し。
さて、どんな本なんでしょう。


asahi.com:異例の大ヒットになった児童書 秘訣はオチをつけること - 教育

 4月に刊行された短編集『頭のうちどころが悪かった熊の話』(理論社)が7刷、7万2000部と児童文学としては異例の大ヒットになっている。大人が読んでも楽しめるユーモアと皮肉に富んだ物語が、幅広い読者を獲得している。

 表題作は、頭を打った熊が、どんな姿かたちだったかを思い出せない「レディベア」を探す話。途中で出会った亀とクマバチの交情にほろりとさせられ、やっと出会えた「レディベア」は怖い妻だった、とのとぼけたオチにはニヤリとさせられる。

やはり、ムーディ勝山は関係してなかった!
それにしても、児童書で4月発売からの3ヶ月で7刷7万2千部とは凄いですね。

30代半ばで童画を習い始め、絵本を作る段になって文章が書けず、ハタと困った。そこでカルチャーセンターに行き、童話の書き方を教わったという。遅まきのスタートだ。

 親の遠距離介護と家事の傍ら、「とぼけたところがないと人間つらくなる」と、ポツポツ書きためた。

この記述を読むと、著者は30歳を過ぎてから、絵も文章も勉強したんですね。
しかも、遠距離介護と家事をこなしながらとは、素晴らしい。

Amazonで著者の「安東 みきえ」を検索すると、1996年から6冊出版してる。
30歳過ぎてから、勉強し始めて、デビューしてから10年でヒット作。
はじめるのに遅すぎるという事はないし、続けていればいい事もあるさ。と、。そんなことを感じるニュースでした。


頭のうちどころが悪かった熊の話
頭のうちどころが悪かった熊の話