『ビジネス書大賞 Biz-Tai 2010』をさらに楽しむ6つの方法

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昨年末に行われた『ビジネス書大賞』の書籍が出ましたね。

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ビジネス書大賞 Biz-Tai 2010 (ムック)


<70名の選考委員+500名以上の読者投票で選ばれた
ビジネス書ランキングの決定版>

「いま読みたい旬の1冊」から「知られざる名著」「意外な掘り出しモノ」まで、
全250冊以上を、熱い推薦の声と共にご紹介します。
名著の舞台裏が見えてくる、受賞作品の著者、編集者へのインタビューや、大手書店の売り上げベストランキングも読みどころ。
ビジネス書への読書欲がモリモリと湧き上がってくる1冊です。

名著の舞台裏がわかる!著者、編集者の「受賞インタビュー」。選考委員が選んだ2009年のベストビジネス書・全250冊以上が登場。「売れてる本はこれだ!」書店別ビジネス書年間売上ランキング。


すでに、本書を購入された方もいらっしゃるかと思いますし、また、昨年の選考段階からtwitterなどで投票された方も多いと思います。

僕も選考委員として参加させていただきました。

結果の方は公式サイトビジネス書大賞 biz-tai 2010受賞作品:ビジネス書大賞 biz-tai 2010から確認できます。


本書はたくさんのビジネス書やその推薦コメントが載っていて、普通に読んでいても面白い本ですが、ここではさらに楽しむための6つの方法を紹介しますよ


●その1:一人の選考委員を追っかけて楽しむ
「ビジネス書大賞」の1次選考では、書店、書評ブロガー、出版社、マスコミの各分野から選ばれた選考委員70名が、それぞれベスト5を選んでいます。そして、本書では各推薦書籍ごとに推薦者のコメントが載っています。そこで、通常の順序で読み終わったあとは、今度は一人の選考委員がどの書籍を推薦しているか追っかけて楽しみましょう。

僕は、小鳥ピヨピヨのいちるさんがなかなか渋い選択をしてると思いました。
小鳥ピヨピヨと同様に書評ブログからだけでなく[N]ネタフルのコグレさんも選考委員となって推薦コメントをよせています。書評ブログをやっている方のおすすめ書籍を見る機会は多いですが、そうでないブログの方のおすすめ書籍はなかなか知る機会が少ないので新鮮な感じがありますよ。


●その2:自分が好きな本の推薦者をチェックする。
上記の選考委員の他に、2次選考ではtwitterで選考委員以外の方も自由に投票できました。たくさんの方が推薦コメントをよせています。そこで自分の好きな本を推薦してる方をtwitterIDなどからチェックしてみてはいかがでしょうか。

本の好みが同じ方だと、仲良しになる可能性も高いんじゃないかなあと思います。

●その3:書店、ブロガー・マスコミ、出版社、twitterのそれぞれの傾向を楽しむ。
ビジネス書も多種多様な書籍が出てますから、好みで別れるのは当然と言えば当然ですが、ここまで違うもんですねー。
ユニクロの柳井社長の「成功は一日で捨て去れ 」が書店ランキングでは1位に輝いているものの、ブロガー・マスコミにはあまり人気がなかったり、逆にブロガー・マスコミでは人気の「グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略」が他では人気があまりなかったりと、それぞれで好まれる書籍が違うというのが面白かったですねー。

twitterでは、勝間さんの「起きていることはすべて正しい」やコグレさんいしたにさんの「ツイッター 140文字が世界を変える 」が大人気でしたね。


●その4:書店、ビジネス誌ごとのベストセラーの違いを楽しむ
後半に2009年の各書店、ビジネス誌のビジネス書のベストセラーランキングが掲載されています。掲載されている書店ビジネス誌は丸善、紀伊國屋書店、TSUTAYA、オリコン、アマゾン。
丸善、紀伊国屋、TSUTAYA、オリコンは、やや傾向が近い。が、やはりそれぞれ違う。その微妙な差異がまた楽しめますね。しかし、ここで一人異質なのがアマゾン。普段、アマゾンしか使わないとか、逆にリアル書店しか行かないという方は結構刺激になるんじゃないかと思います。

●その5:自分が使えそうな言葉を探す。
大量の推薦コメントがありますから、そのコメントをもとに読みたい本を探すのが普通と思います。
しかし、最近ではブログやらtwitterやらクチコミやらで本を推薦する機会はなにかと多いもの。僕も色々なところで書く機会や話す機会があるのですが、どうも同じような表現をしてしまいがち。
本書には大量の推薦コメントが掲載されてるので、「こういう表現もあるのか」「こういうすすめ方もあるのか」と勉強になること請け合いです。

もちろん、そっくりそのまま使うのは問題がありますから、刺激を受けつつ自分の言葉で語りましょう


●その6:推薦した本やコメントから勝手にプロファイリングする
推薦した本や推薦者のコメントから、年齢、顔かたち、背格好、性格、などを勝手に想像する。
想像しても、当たってるか外れているか、確かめることも難しいのですが、(書店員さんだったらそっとのぞけるかな)こういう能力を鍛えておけば、出会い系の結婚詐欺に引っかかりにくくなると思います。

以上、「ビジネス書大賞」をさらに楽しむ6つの方法でした。

最後に、おまけで僕の推薦した本と推薦コメントを載せておきますね。
僕は、自分のブログで人気のあった本から5冊選びました。


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はじめてのGTD ストレスフリーの整理術 (単行本(ソフトカバー))
デビッド・アレン (著), 田口 元 (監修) 出版社: 二見書房 (2008/12/24)

推薦コメント


増え続ける仕事、それに伴う精神的ストレス。IT技術機器の発展とともに、便利な面も飛躍的に増えたが、意志決定を迫られる場面も格段に多くなった。それに対する本書で提唱するGTDの解答はとてもシンプルだ。「やるべき行動をすべて把握し」「次に取るべき行動を見極める」この二つの柱を元に「収集」「処理」「整理」「レビュー」「実行」を行う。

このプロセスを実行し習慣づけた後には、よどみのない渓流のような澄んだ心が待っているであろう。


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情報力 (単行本(ソフトカバー))
橋本 大也 (著) 出版社: 翔泳社 (2009/1/9)

推薦コメント


ITコンサルタント、大学の教員として活躍するかたわら、人気ブログ「情報考学」の管理人でもある著者が教える、『情報を知恵に変える技術』。コンパクトな本だが、中身はぐっと詰まっている。それは、日々の体験・試行錯誤の結果から、真に有効な部分、いわばエキスを凝縮してあるからである。

本書を読み、活用し、凝縮した情報をぜひ還元して欲しい。

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知っているようで知らない 法則のトリセツ (単行本)
水野 俊哉 (著) 出版社: 徳間書店 (2009/2/26)

推薦コメント


「パレートの法則」「メラビアンの法則」「フォールス・コンセンサス効果」。誰もが聞いたことがあるような法則から、えっこんな法則あるの?というものまで詳細に解説してある。 なんとなく聞いたことがあり、なんとなく使っている言葉でも、いざ意味を面と向かって問われると、案外応えられないものである。

 オフィスの机の中にそっと忍ばせてアンチョコとして使いたい。

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行動力・力 (単行本(ソフトカバー))
大橋禅太郎 (著) サンクチュアリパプリッシング (2009/7/24)

推薦コメント


ビジネス書を読んでいると、ついついわかった気になって、それで事が済んだような気になるが、あらためて熱い思い、熱い行動が大切だと感じさせる一冊。

2度と戻らない大切な時間、一度しかない大切な人生。一瞬一瞬をかっこよく生きることが、後悔しない人生を送る秘訣なのではないかと思った。


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自己信頼[新訳] (単行本)
ラルフ・ウォルドー・エマソン (著), 伊東奈美子 (翻訳) 出版社: 海と月社 (2009/1/26)


自分に正直に生きること。自分自身で自分を信頼できなかったら、誰があなたを信頼できるのだろうか。他人の目ばかり気にしたり、借り物の言葉で自分をごまかしていないだろうか?

 現代社会において、他者との関係はもちろん大事ですが、それ以前に自分自身がまず自分の事を信頼してあげるということの重要さに気づかされます。