道は開ける デールカーネギー
How to Stop Worrying and Start Living
成功本の2冊目は、「人を動かす」と並ぶデール・カーネギーの二大名著と言われている「道は開ける」です。
私は、現在強烈な悩みというものはありません。あえて言えば「給料がもっと欲しい」「休みがもっと欲しい」といった。語るのも恥ずかしいようなものです。もちろんそれらも胃が痛くなるような大げさな悩みではありません。
そういう意味でこの本はあまり期待もしないで読んだのですが、いい意味で裏切られました。やはり時代を超えたベストセラーは違います。
まずは、冒頭の「本書から最大の成果を得るための九ヵ条」を読み、うーむとうなりました。この九ヵ条はこの本を読むときだけでなくあらゆる本を読むときの九ヵ条として活用できると思います。
では、その九ヵ条の要約です。
「本書から最大の成果を得るための九ヵ条」
本書から最大の成果を得るための九ヶ条。
- それは、真剣に学ぼうとする向学心であり、悩みを断ち、新しい門出をしたいという固い決意に他ならない。
これらの原則が自分にとっといかに大切であるかを絶えず思い出さなければならない。
- もう一度後戻りをして、同じ章を精読せよ。
- 時には読むのを中断して、読んだ内容について考えてみよう。
- 赤鉛筆や万年筆を手にしながら読むこと。 自分にとって役に立ちそうな提言を目にしたらその部分に線を引くこと。
- 本から正真正銘の永久的な奥義を得たいというなら、一度だけサッと飛ばし読みすれば十分だなどと考えないように。
- 学ぶことは積極的な過程である。
行動することによって学ぶのだ。
本に紹介されている原則を自分のものにしたいと願うのだったら、それに基づいて行動しなければならない。知識は活用されて始めて心に残るのである。
- 本に説かれている原則に違反した場合、一回ごとに罰金を払う覚悟でその方法を考えてみよう。
- 本に述べられている原則をどの程度まで実践しえたかをチェックしたら二つの結果が出るだろう。
(1) 大きな興味をそそられながら、費用はいっさいかけずに学んでいることに気付くに違いない。
(2) 悩みを解消して、生活を建て直す力が、あたかも月桂樹のように生長し、芽吹いているのに気付くだろう。
- 本の原則を応用して成功した事例を日記に記録しよう。
日時、結果など詳しい方がいい。
この記録は、さらに努力する者にとって大きな励ましになるだろう
第一条の「真剣に学ぶ向学心が大事だ」これは当然として、二条、三条、四条及び五条の本を読むときには覚えておきたい心構えですね。
第六条は本当はもっと長いのですがここでは少し短く紹介しました。次の機会に紹介させていただきます。
第七条はどうでしょう?これに関してはよくわかりません。
第九条には日記をつけることの効用が書かれています。私も毎日手帳やこのページを活用し一日を振り返ったり将来について考える時間を持ちたいと思います。
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