神田昌典 成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語

新幹線の中で泣きそうになりながら読みました。
起業家の話ということで夢と希望に満ち溢れた話だと思っていたのですが……


本の帯を引用します。

売れるタイミング、事業の成長と失敗のきっかけ、持ち上がる数々の難題…

すべては見えざる法則に導かれていた!

全国1万人を超える経営者に成功法則を伝授してきたカリスマコンサルタントがそのエッセンスを1冊に凝縮

架空のベンチャー企業の社長を主人公に、会社を退職し、起業、そしてふりかかる数々の難題と物語が進みます。主人公とメンターとの対話の部分が多く、(金持ち父さん貧乏父さんユダヤ人大富豪の教えザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのかなどもこの手法ですね)指導者の重要性がわかります。

発売間もない小説なのでネタバレにならないように、あまり多くは書けませんが、サブタイトルの「5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語」ですが、起業ノウハウといっても銀行からのお金の借り方とか法務局への申請、税務署とのからみなどはほとんど出てきません。

それよりも、起業家でしかわからない部分、マスコミの報道や記事では触れられないダークサイドな部分が、クローズアップされてます。

気の弱い人はこの本を読むと、「起業なんか絶対しない」と固く心に誓うでしょう。

私も、この本の内容を自分が体験して乗り越えれるかというとおそらく無理でしょう。

私は、普段本や映画で泣いたり感動したりする事があまりないのですが、不覚にも2度ほど泣きそうになりました。本を閉じ思索にふける時も何度もありました。

唯一NHKの「プロジェクトX」が私の泣きそうになる番組なのですが、それと同じ感覚になりました。

ということで、私にとっては起業家版「プロジェクトX」となりました。
巻末の参考文献も必読です。というか買わなきゃ。

でもこれフィクションとはいうものの、8ページ目に神田さんにふりかかった障害や災難の、
実際の事例が書いてあるけど、悲しすぎるよ。
起こった事も凄いけど、それを自分から告白するのが凄い。
私じゃ絶対できません。
あぁー。成功ってなんなんだー。と、叫びたくなります。
ところで、メニエール病って結構有名なのかな?
私ははじめて聞きました。

成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語

成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語