道は開ける デールカーネギー 落ち込んだ時に読みたい1冊

オンライン書店bk1の100冊の締め切りが今日までなので応募してみる。

私がセレクトするのは
●落ち込んだ時に読みたい1冊
道は開けるデールカーネギー
です。

もうこれしかないでしょう。
あらゆる人間に共通する「悩み」の実態とその克服法を述べた名著
もともと著者のデールカーネギーは色々コンプレックスを抱えていて、悩みの多い人でした。
その点で心理学者や明るいリーダーが「明るく生きようよ」と述べている他の本とは決定的に違います。

序章で
「本書の執筆にあたり、入手できる悩みについての本をすべて買い求めた
 古今の先達が悩みについて語ったものを読んだ。
孔子からチャーチルにいたるまであらゆる種類の伝記数百編を読破した。
 同時に数多くのインタビューを重ねた」
「私はこの地球上の誰よりも数多く「私はどのようにして悩みを克服したか」という話に耳を傾けてきたと自負している」

とあるとおり実際の事例にもとづいた悩みの克服法には説得力があります。

また、前述したようにカーネーギー自身が悩みの人であったといくことか、全般に程よく抑制が効いている文体もいい。
(けど、翻訳物ですから実際はどうかわかりません。)

おまけとして最初のほうに出てくる「本書から最大の成果を得るための九カ条」が秀逸
これは原書だと「人を動かす」How to Win Friends and Influence Peopleにも載ってるけど翻訳の人を動かす 新装版だとなぜか削られています。

せっかくなので要約して引用


1、真剣に学ぼうとする向学心を持つ
2、次の章に移る前に各章を2回読む
3、時には読むのを中断し自問する
4、重要なアイディアには線を引く
5、毎月本書を読み返す
6、あらゆる機会に本書の原則を実践する
7、本書の原則に違反したら罰金を払う(ゲームとして)
8、毎週経過を振り返る。自問する
9、日記に記録する

この九カ条はあらゆる自己啓発書ビジネス書を読むときにも応用できると思いますので、よかったら活用してみてくださいね。


この「道は開ける」と姉妹書の「人を動かす」には、落ち込んだときには励まされ、調子に乗りそうなときには戒めてくれる人生のパートナーです。


と、いいつつ最近はあまり読んでいなかったりする。
悩みがあまりない。
ツイてる!


道は開ける
D・カーネギー〔著〕・香山晶訳

出版社 創元社
発売日 1999.10
価格  ¥ 1,680(¥ 1,600)
ISBN  4422100521
「悩みに関する基本事項」「悩みを分析する基礎技術」「批判を気にしない方法」など、悩みの正体を明らかにし、悩みを解決する原則を具体的に明示。こころの闇に光を与える書の新装版。 [bk1の内容紹介]

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