記憶力・発想力が驚くほど高まるマインドマップ・ノート術

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オールカラーで読みやすい。
「マインドマップはカラフルに作り創造力を刺激しましょう」と言いつつも地味な体裁の書籍が多い中で、この本はオールカラーでカラフルです。

読んでて楽しい。
白黒テレビの時代からカラーテレビに変わった感じ。(その時代はもちろんリアルに体験してないけど)

読み始めるときに、序盤はマインドマップの説明とかあってだるいかな?と、思った。
しかし!

・マインドマップと日本人の関係
- 四季折々の自然に触れている日本人はマインドマップに向いている
- 箱庭や俳句など決まったスペースの中でモノを作り創造力を発揮するのが日本人は得意

などなど、今までにマインドマップ関連の本を数冊読んだ方でも目から鱗の話が盛りだくさん。
こういう発見は、著者が外国の方ならではの発想かもしれませんね。
ちなみに、著者のウィリアムリード氏は合気道と書道のエキスパートとの事です。多彩!

この本ではマインドマップの基本ルールとして12の項目が挙げられています


1.無地の紙を使う
2.横長で使う
3.中心から書く
4.テーマはイメージで書く
5.1ブランチ=1ワード
6.ワードは単語で書く
7.ブランチは曲線で
8.強調する
9・関連付ける
10.独自のスタイルで
11.創造的に
12.楽しむ!

の12項目です。

「ブランチは曲線で」というのは、私は意識したことがなかったです。
ちょっと、今度から気をつけてみよう。

後半の「こんな場面でも使えますよ」という事例も実用的
・プレゼンテーション
・心を動かすセールス
・グループ作業
・マニュアル作成
・会議進行
・マネジメント
・人生

などなど、ビジネスの現場で即使えるように親切に解説されています。

冒頭にも書きましたが、オールカラーなので綺麗なマインドマップの事例がたくさん載っていてそれを見ているだけでも楽しいです。
色彩の使い方やイラストの取り入れ方は本当に勉強になりますね。

くどいようだけど、オールカラーで1,575円と普通のビジネス書の相場どおりの値段が嬉しい。
人生に奇跡を起こすノート術―マインド・マップ放射思考が絶版になった現在では、マインドマップの本ならまずはこの1冊と言える本です。


参考文献 日本語訳があって現在入手可能な本のみ
頭がよくなる本トニー ブザン (著)
自分を天才だと思える本 ― HEAD FIRSTトニー ブザン (著)
あなたのアタマから嫌でもアイディアが飛び出してくる!トニー ブザン (著)

脳の右側で描けベティ エドワーズ (著)
ダ・ヴィンチになる!―創造的能力を開発する7つの法則マイケル・J. ゲルブ (著)


記憶力・発想力が驚くほど高まるマインドマップ・ノート術
記憶力・発想力が驚くほど高まるマインドマップ・ノート術
ウィリアム・リード (著)