仕事のヒント 神田 昌典 (著)


先日チラッと紹介した神田昌典さんの新刊です。
[俺100]: 激しく期待が大!神田昌典さんの新刊「仕事のヒント」

神田昌典さんの「神田昌典365日語録」をベースに選り抜き・加筆・再編集された本です。

4000社を超える企業を抱えるマーケティング組織を主宰してた神田昌典さんの言葉・ヒントですから一言一言が重い。
「この一言のために何社のコンサルをし、いくつの試行錯誤を繰り返したんだろう?」と、思うと、たくさんのヒントが詰まったこの本を書店でたった1,200円で買えると思うと、ありがたさのあまり涙が出ます。

例えばp56の「売れる文章のための質問」というヒントを生み出すためには、2,000社を超える経営者からの相談があったといいます。この1ページのために、2,000社の社長と神田昌典さんの試行錯誤があったのですね。

このように一言一言の裏には壮絶なドラマがあるわけですが、わかりやすいのもいいですね。

【言いたいことを言うな】 自分が言いたいことを言うと、売れない。 お客が聞きたいことを言うと、売れる。
実に分かりやすい。 分かっているけど、なかなかできない。でも、「数千社もコンサルしていて実際にそうだった」と、言われると、やってみようかなと思う。

他にも、分かりやすくてそれでいて深い言葉がたくさん。
私が印象に残った言葉は、最後の方に書きます。

この本は冒頭にも言いましたが神田昌典さんのメルマガがベースになっていますが、PCの画面上で読むのと、書籍になった文章を読むのではだいぶ趣が違いますね。PCの画面上ですと、色々他のメールやメルマガなども毎数多く受信してるので「処理する」という感覚で読みますが、書籍で読むと、思索にふけって「自分だったら……」と考えたり、付箋つけたり、マーカー引いたり、メモしたり、自分で能動的に色々やりたくなりますね。

ところで、この本は価値に値段をつけるとしたらいくらになるんだろう?
(神田昌典さんのコンサルの総額+企業のマーケティング費用)やかかった時間を考えると、えらく高そうだ。

P16【説得しない営業】 営業マンの仕事は 「説得すること」ではない 「説得する必要のない客」を見極めるだけ

P45【セールスとマーケティングの定義】
セールスとは、
営業マンが目の前のお客を成約すること。
マーケティングとは、
「あなたの商品がぜひ欲しいんです」
というお客を営業マンの前に並ばせること。

P76【不況のせい?】
自分の貧しさではなく、
自分の豊かさを正当化しよう。

P102【できない理由】
できない理由を挙げることは
高校生のバイトでもできること。
マネージャーの仕事ではない。

P114【安定】
「安定」とは、
焼け野原でも紙とペンがあれば
翌日から稼げる能力である。

P114【現実を変える法】
現実を変えたければ、
質問を変えなければならない。

P162【成功法則を手放す】
成功するには、
成功法則を学び
成功法則を手放す。


本では、これらのヒントに解説が書いてあります。
解説を自分自身にささやいてもらってると思うと、より効果的かも。

仕事のヒント
仕事のヒント
神田 昌典 (著)


出版社 / 著者からの内容紹介
『あなたの会社が90日で儲かる!』発表から5年、多くの経営者、コンサルタントに絶大なる影響を与えてきたベストセラー著者・神田昌典の、ファン待望の新刊ビジネス書です。購読者からの成功事例も多数報告されているメルマガ「神田昌典365日語録」から選り抜かれ、あらたに解説が加えられた「ヒント」を、1ページ一言の構成で。ヒントから導き出されたアイデアを書き込んで、あなただけのネタ帳に、また、朝礼や会議でのテーマとして、存分にご活用ください。