なぜ、占い師は信用されるのか? 「コールドリーディング」のすべて

石井裕之さんの新刊
なぜ、占い師は信用されるのか? 「コールドリーディング」のすべて読みました。

前作の一瞬で信じこませる話術コールドリーディングで明かされた「コールドリーディング」の技術をより実践的に解説しています。

前半では、
1)ラポールを築く
2)ストックスピールで信頼を深める
3)悩みのカテゴリを探る
4)悩みの核心に迫る
5)未来の出来事を予言する

といったコールドリーディングの基本的なステップに沿って解説しています。

「人の悩みを当てる事ができるのか?」と疑問に思いますが、人間の悩みは大きく分けると
1、人間関係
2、お金(豊かさ全般)
3、夢(目標)
4、健康
の4つに分類されるそうです。

会話の流れから4つのどれかを判断していくのですね。

しかしよく考えれば、占い師に相談に行く悩みと言うのはそんなに多くなさそうですね。

「今夜飲みに行くべきかどうか、さてどうしよう?」
「次のパソコンは、windowsにするかMacにするか?」
「今夜の夕食はさんまか鮭か?」
こんな悩みを占い師にする人はまずいない。

ある程度の人数をこなせば、悩みを当てるのもそんなに難しくないかもしれませんね。

中盤ではビジネスや日常生活で使えるコールドリーディングのテクニックを紹介
・初対面の相手から信頼される方法 営業編、接客編、面接編、プライベート編
・会議やプレゼンで主導権を握る方法
・「やりたくない仕事」「乗り気でない誘い」を断る方法
・電話、メールでのコールドリーディングテクニック

知ってると、かなり使えそうなテクニックが満載ですが、そのテクニックを使う心の余裕が必要ですね。
中途半端な資料の作り方で会議にのぞむと、テクニックどころではないですので、その辺はぬかりないように。

後半は、さらに突っ込んだ上級テクニック
・ミスからヒットを生むテクニック
・無意識に相手を反応させるテクニック
・一瞬で会話の流れを変えるテクニック
・嘘を簡単に見抜くテクニック
・「相手の記憶を消す」テクニック

「相手の記憶を消す」と聞いて「そんな事できるのか?」と思いましたが、本書の解説を読んで納得。
おおざっぱに言えば
・人は本来忘れやすいもの
・記憶は表面的に消えているようでも、潜在意識には残っている
・自分がどんな場面でど忘れしたか考える。それを人為的に起こしてみる
という事です。

色々面白いテクニックがたくさん載っていますが、「相手を思いやる気持ち」から自然にこういうテクニックが自分自身から出てくるといいですね。

それと、著者の石井さんも出演してた、フジテレビのアンビリーバボーの「ロシアの超能力少女ナターシャ」の話しも少し載っています。

参考リンク
奇跡体験!アンビリバボー:05.5.12放送分
奇跡体験!アンビリバボー:05.7.28放送分
山本弘のSF秘密基地

このときの放送は面白かった。

さて、この本の発刊の記念キャンペーン
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なぜ、占い師は信用されるのか? 「コールドリーディング」のすべて
なぜ、占い師は信用されるのか? 「コールドリーディング」のすべて 石井 裕之 (著)

一瞬で信じこませる話術コールドリーディング
一瞬で信じこませる話術コールドリーディング
今年6月に出た前作もベストセラーでした。