人生は数式で考えるとうまくいく

昨年の10月に発売された本ですが、今でも事あるごとに読み返しています。

本の第一印象は著者が累計100万部のITライターであることと人生は数式で考えるとうまくいくという本のタイトルで「打算的な本なのかな?」という感じでした。
ところが、読み始めてみるとそんな印象はふっ飛んでしまいました。

順風満帆と勝手に思ってた著者の大村さんは実は結構な苦労人。
一冊目の本を出すのに悪徳出版者の人にだまされたり、何度も門前払いを食らったり、本の売り上げが全然な時期があったり、あげくにやっとの思いで自分が育て上げた会社も追われてしまう。

しかし、その失敗談から学ぶことが多く、また、その失敗談を読んでも不思議と暗くならずに勇気とやる気が沸いてきます。

それはきっと文章の中に実際に現場で苦労して幸せをつかんだ人特有の優しさや暖かさが感じられるからでしょう。

あと、この本を紹介するときにはフロントホックのブラジャーの事例を出す人が多いです。

物事の見方の話ですね。
フロントホックのブラジャーを説明するときに
・男は前で外すブラジャー
・女性は前でつけるブラジャー
と説明するという話

情報考学 Passion For The Futureの橋本さんもPassion For The Future: 人生は数式で考えるとうまくいくでこの部分を取り上げてますね。

そして、
前で着けるという男、前で外すという女性が成功者になるかも?という話です。

私もこの部分は面白い話だと思った。

他に独身者に
・「結婚しろ」という人 → 結婚生活があまりうまくいってない
・「結婚生活っていいよ」という人 → 結婚生活がうまくいっている
という話。
これもなるほどと思った。

色々苦労した話も多く書かれているが、そのたびにめげずに頑張る著者の大村さん。
人に裏切られたりだまされたりもしたけど、年上の社長や先輩そして主宰するコミュニティの人など人から助けられたことも数多く書かれています。

怖いのも人だけど、助けてくれるのも、また人ですね。
そして、最後は自分自身のあきらめない心が大事、という大切な事を教えてくれる本です。

ん?
感想の中にタイトルの人生は数式で考えるとうまくいくの「数式」があまり出てこない?!

それは、読んでのお楽しみということで…
もちろん数式のほうも例えば
・目標-現状=課題
と、わかりやすいですよ。

大村あつし公式サイト - ボクは不死鳥


人生は足し算ではない、割り算である
何かをしたい人は方法を探す。何かをしたくない人は言い訳を探す

成功の秘訣。それは、成功するまで諦めないこと

「人生が不満」は錯覚に過ぎない。「挑戦しない自分」が不満なのである

たとえ小さな目標でも、やり遂げた実績が私たちの成功体験を加速する

私たちが無駄に過ごした今日は、昨日死んだ人が痛切に生きたかった明日である

自分に欠けているモノを悲しむよりも、自分が持っているモノを喜ぼう

「明日できることは今日するな」 ??? これって名言?


裏エピソードのサイトもあります。
大村あつし ボクは不死鳥 - エッセイ


人生は数式で考えるとうまくいく
人生は数式で考えるとうまくいく
大村 あつし (著)