プライベートバンカーの資産投資術というと、庶民にはあまり関係ないかなという気もします。
プライベートバンクは大富豪家・富裕層向けのものであり、そこで求められる資産運用は庶民のものとはやはり違うでしょう。
しかし、用も無いのにプライベートバンクに行ったり相談したりするわけにもいきませんが、本を読むくらいなら怒られる事も無いでしょう。たまには違った世界をのぞいてみるのもいいかも。
と、気楽に読み始める。
読み始めると、プライベートバンクに求められるのは
資産を守りながら、確実な資産運用
との事。
これは、庶民が求めるものとあまり変わりません。
大事なお金をリスクにさらしたくないのは、皆同じですね。
その資産運用方針は具体的には
・流動性(換金性)を重視する
・「相場に左右されない」効率の良い投資を行う
・資産を保全する
の3点です。
さらにそれぞれの方針を満たす運用方法の詳細が本書で解説されています。
前半は、ちまたの金融商品のリスクについて。
誰も好き好んで銀行や証券会社が、本当に儲かる話は教えるわけないよなぁ。という感じ
後半はプライベートバンカーならではの投資法について。
後半は、実際の運用先や税金対策などについて
この辺は明日にでも必要なので真剣に読んだ。
今日はまだ必要ないけどね(w
ところで、この本は基本的に資産がたくさんある人のための本です。
著者はそこまで増やすためにどのようにして増やすかというと
本業をがんばれ!自分に投資しろ!と言っています。
株なんかで増やそうと思うなよ!と。
仕事を通じて身に付けたスキルや人脈は、何ものにも変えがたい資産ということですね。
時間的なコストは明らかにかけてるわけだし。
そんなわけで、将来を見据えつつ明日の仕事もがんばろうと思うのでした。
現役プライベート・バンカーの5年後にお金持ちになる資産運用~資産防衛のプロが教える「相場に左右されない」投資のルール~
前田 和彦
マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルールマックス・ギュンター
ウォール街で密かにロングセラーになっている「投機の教科書」。
スイスの銀行マンの考え方がわかります。
金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか吉本 佳生
金融広告に関してはこの本が参考になります。
実際にありそうな金融広告を比較する事によって、金融広告を読む力がつきます。
プライベートバンク本当の使い方―世界の富裕層がめざすオーレン ロース
プライベートバンクの考え方や口座開設の手続き、信託の内容について包括的かつ実際的に解説した初めての本。