南の島のたったひとりの会計士

奄美大島を舞台に奮闘する会計士の物語。
「南の島のたったひとりの会計士」屋宮久光:マインドマップで読書感想文
表紙にフジテレビのマークがあったので「ドラマ化されたのだろうか?」と、思ったら出版社がフジサンケイグループの扶桑社なんですね。

扶桑社 - Wikipedia

扶桑社(ふそうしゃ)とは、東京都港区海岸1-15-1に本社を置く、フジサンケイグループ傘下の出版社である。

なるほど。

会計士の方の奮闘する物語ですが、読みどころはむしろ都会と地方の時間や文化のギャップなどにあるのかなと。
著者の屋宮さんも、電車に轢かれたり、アルコール依存症になったりと波乱万丈の人生です。

私は奄美大島に一度も行った事がないので、奄美大島の歴史や文化を読んでいるだけでも楽しかったです。
そんな奄美大島も昨今の地方の例に漏れず慢性的な不況にあえいでるようでなかなか大変そうです。

しかし私のイメージだと
奄美大島 - Wikipedia

米の二期作が行われている。

米が2回取れるだけでも、1回だけの所よりも2倍豊かになりそうな気もするけどそんな単純なものでもないのでしょうね。


で、私も一度故郷を離れて戻って、現在は地方に暮らしてるんで、地方経済の厳しさや、厳しい割りにのんびりした性格の中小企業の雰囲気もわかりやすかった。
人柄が良くても、帳簿を付けるのは苦手だったり、金が出入りして忙しくしてると儲かってるような気がする人は、どこにでもいるものですね。

私は北の方に住んでいるので、同じ地方でもだいぶ違うなぁと。
なんか、明るくてのんびりしてていいですね。

しかし、一方、生活するためにはやはり現金が必要なわけで、現金を得るためにはまずは仕事が必要なわけで、ところがその仕事がなかなかない。
仕事があったとしても、長年の補助金頼みの結果、単純労働が主で、ノウハウや資金が島内に貯まりにくい構造になっているようです。
後半はその現状を打破すべく、著者の屋宮さんがアツく語っています。

巻末にはさおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学の山田 真哉さんのアツイ解説がたっぷりと。


元ちとせさんの音楽をバックに、奄美の焼酎でも飲みながら読みたい一冊です。
映像にすると綺麗な風景がたくさん出てきて面白そうなのでドラマ化希望です。

主人公の会計士は阿部寛さんで、会計事務所のスタッフの女性は仲間由紀恵さんでぜひ。
って、トリックかよ!


ちなみにこの本は
屋宮久光さんの本とその他予約本など:マインドマップで読書感想文
で、見て予約しました。

そしたら、その記事を読むとマインドマップで読書感想文のsmoothさんは、私のブログを見て 自分の小さな「箱」から脱出する方法を予約していたようで…

見事な「ビジネス書スパイラル」です。

でも、南の島に行かなくても、南の島気分が味わえたので良し!ツイてる!


南の島のたったひとりの会計士
南の島のたったひとりの会計士
屋宮 久光 (著)
生まれ故郷の南の島・奄美大島に公認会計士の彼が帰ってきた。
上場企業がまったくないこの島で、会計や経理の考え方を普及させ、地方経済を
活性化させようと一念発起してのこと。
しかし、帳簿すらつけたことのない人たちあいてに孤軍奮闘の日々が続く。
そんなある日、公認会計士のキャリアを揺るがすような大事件が勃発。