「書ける人」になるブログ文章教室

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ブロガー向けの文章教室。
帯に「ブログを書いて作家になる方法」とありますが、著者は【株式会社 アメーバブックス】インターネットの感動をあなたの本棚への取締役編集長の山川健一氏。

一般的な文章術・文章法の話はやや少なめ。
そういうのは普通の文章術の本を読めば良いからそれはそれでいいと思います。

ブロガー向けなので、ブログを継続する方法、炎上対策、ブログのタイトルのつけ方などに重点が置かれています。
第4章の「なぜ書くか、なにを書くべきか」の表現論の部分を読むと、ブログが継続したりアクセスアップにつながるかも。


そして後半はブログの書籍化について。
鬼嫁日記はじめ、ブログが元で書籍になったりドラマ化したりする事例はここ数年は結構多いですね。
意外な事に、ブログを書籍化しませんか?と、声をかけても応じる人は半分もいないそうです。

断る理由としては、
・匿名なままでいたい
・どうして本にする必要あるの?
・初版一万部?おれのブログ1日2万アクセスだよ
・サラリーマンの給料があるし、アフィリエイトでも小遣い位は稼いでるよ。

てな、感じみたいです。

出版業界にいて、毎日たくさんの持込原稿が送られてくる環境からすると思わぬ反応だったでしょうね。

本書で三浦つとむ氏の
三浦つとむ - Wikipedia
(p92より引用)

言語は人間の認識を映し出した鏡である

という言葉を知った。


普段使う言葉や、ブログで書く言葉にも私の認識が現れていると思うと、もう少し言葉使いに気をつけなければないなと思った。

「書ける人」になるブログ文章教室
「書ける人」になるブログ文章教室
「書ける人」になるブログ文章教室
読ませるブログを書くための文章作法
作家として活躍する一方、最近は「アメーバブックス」編集長として数々のブログ発ベストセラーをプロデュースしてきた著者が、豊富なケーススタディを踏まえつつ、人を引きつけるブログを書くためのノウハウを伝授する。


日記こそ自己表現の原点であり、豊穣なる日本文学の母胎と言える。
ブログに何をどう書き、いかに「作品」を生み出すか。ブログ発ベストセラーの仕掛け人である著者が、豊富な事例を交えて語るWeb2.0時代の文章作法。