レベル6パフォーマンス 本番で最高の力を発揮する法


数々のオリンピックの金メダリストを育てた著者が分析・立証した目標を達成するための成功思考。
なんと、その道50年。

タイトルの「レベル6パフォーマンス」は
訳者の方のページに、わかりやすい図がありますので参照してください。

単純に言うとアスリートの上位2%が到達できる領域です。

その極限まで鍛え上げたアスリートたちの中の上位2%の目標達成の技術とはどんなものでしょうか?

意外にも内容はオーソドックスです。
アスリートたちのパフォーマンスを上げる技術を一般の人にも適用できるように落としこんでわかりやすく解説しています。

トップアスリートは、パワー・体力・スピード・反射神経という測定可能なスポーツの才能のほかに
変化への適応力・イニシアチブ・自信・回復力・忍耐力・一貫性・自制・フラストレーションをコントロールする力
など、測定しにくい能力で差が出てくるという事です。

ビジネスの場面でも、IQ、学歴、職歴の他に、これらの履歴書に書かれにくい能力で差が出てくると。

本書の多くの部分がメンタルな部分、例えば
・自己イメージ
・メンタルタフネス
・マインドセット
・集中力
にもページが割かれています。

あれだけの大観衆の前で(全世界に中継もされてる)、色々なものを背負って競技するときの心境は私には想像もできません。

しかし、彼らより自分の方が立場が気楽なのは間違いありません。

ここ一番の時には「やるだけの事はやった。あとは頼むぜ、運命の女神さんよ」と、言える様に日々鍛錬したいものです。

アメリカのオリンピック選手がたくさん事例で出てくるので、スポーツ好きな方ならより楽しめると本だと思います。
また、訳者の山本一羊氏によれば、日本のイチロー選手、中田英寿選手、松井秀樹選手、高橋尚子選手を書籍やインタビュー記事から分析した結果、本書の成功するための思考法と共通点があったということです。

また、山本氏がお会いする社会的に成功者とされる起業家、ビジネスオーナー、専門家にも共通の思考法を持ち合わせていたとの事です。

各界で一握りのトップに立つ方は共通の思考法を持っているというのは、自分の持っている潜在能力をうまく引き出す方法を知らず知らずのうちに会得していたのかもしれませんね。
周りも、一流の方々が多いから切磋琢磨してるうちに身に付いたのか。


そして、私は、この方法を1,680円で手に入れました。ツイてる!


●メモ
目標はS・M・A・R・Tの法則
・具体的 Specific
・測定可能 Measurable
・到達可能 Attainable
・適切 Relevant
・時間ベース Time based

●目標達成の原則
・短期的目標に集中する
・結果を目標にせずプロセスにエネルギーを注ぐ(結果はコントロールできない)
・目標を書き出す。 目標や残り日数など


レベル6パフォーマンス 本番で最高の力を発揮する法
レベル6パフォーマンス 本番で最高の力を発揮する法
ステファン・ロング (著), 山本 一羊 (翻訳)
「必ずデキル自分」をつくる。ゴールド・メダリスト達から学ぶ、目標を達成するための成功思想。

イントロダクション 誰でも「最高レベルのパフォーマンス」ができる!(「頭のいい人」の物の見方ポテンシャルを最大限に活かせる人、活かせない人 ほか)
1 勝つために学ぶ―原則段階(成功するために有効な原則をもつ 学習方法を確立する ほか)
2 勝つために準備する―準備段階(マインドセットを変える ゴール到達計画を実行に移す ほか)
3 勝つためにプレーする―実行段階(エネルギーを注ぎ込む どんな状況でも優位を保つ ほか)


Level Six Performance
Level Six Performance
Stephen Long (著)