著者のフランクベトガーは元大リーガーの保険営業マン。
と、いうことよりも、デール・カーネギーがフランク・ベトガーの著書私はどうして販売外交に成功したかの前書きで
本書を一冊手にするためには、シカゴからニューヨークまででも、喜んで歩いてゆくつもりになることは間違いないとさえ思っている。
と、言わしめたことの方が有名でしょうか。
または、土井英司氏が名著中の名著を紹介している成功読書術 ビジネスに生かす名著の読み方の中の一冊に取り上げたことでも有名かも。
そのフランク・ベトガー氏が私はどうして販売外交に成功したかの次に出したのが、本書私はこうして全米ナンバーワンの営業マンになった―経験ゼロの「落ちこぼれ大リーガー」が極めたセールス術です。
前著が教科書としたら本書は実例集・資料集のような感じです。
順番どおりに私はどうして販売外交に成功したかを先に読んでから、私はこうして全米ナンバーワンの営業マンになった―経験ゼロの「落ちこぼれ大リーガー」
が極めたセールス術を読んだほうがわかりやすいかも。
以下印象に残った点。
・記録をとり続けること、そして結果を分析し、研究すること
・顧客の願望のありかを見つけ、相手がその願望を達成する手伝いをする観点から話をする。
・相手を過大評価することは常にもっとも安全かつ最良の方法
前著でフランクベトカー氏は誠実で真面目な印象がありましたが、本書でそれ以外にも、保険に関しては一瞬で絵図を描ける方だということも再発見しました。
人柄と能力があれば全米No.1のセールスマンになれると(なんとも、当たり前すぎるか)。
能力があっても、人柄が悪ければイマイチという事例はフランクリン自伝の前半部分に詳しいですね。
あと、そのベンジャミン・フランクリンに、このフランク・ベトガー氏は多大な影響を受けていまして、前著でも本書でもそのことが書かれています。
ということで、デール・カーネギーやベンジャミンフランクリンに影響を受けた方には激おすすめです。
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私はこうして全米ナンバーワンの営業マンになった―経験ゼロの「落ちこぼれ大リーガー」が極めたセールス術
フランク・ベトガー (著)
私はどうして販売外交に成功したか
フランク・ベトガー (著)