世界一愚かなお金持ち、日本人

先週、本田直之さん主宰の「ビジネス書著者兼経営者の会」に出席してきました。
【参考】:【著者だらけ】「ビジネス書の著者会」にお呼ばれしてきました:マインドマップ的読書感想文

そのときに、エリエスブックコンサルティングの土井さんとお話させていただいたときに話題に出た一冊。
今日のビジネスブックマラソンでも紹介されてましたね。
【BBM:お金持ちの「3種の神器」とは?】⇒『世界一愚かなお金持ち、日本人』⇒ビジネスブックマラソンvol.1281 [まぐまぐ!]

私は本の帯の「お金と人脈を引き寄せる秘密」という言葉に引き寄せられました。

著者は、16歳で留学のため単身渡米し、その後インドネシア出身の華僑のダニエル・ホー氏と結婚。
その後、20代で自力で最初の1億を作り、現在は100以上もの不動産を所有するまでになり、現在も医学・金融専門の同時通訳者として活躍中です。

ロサンジェルス、ハワイ、香港、ジャカルタ、パリなど海外在住経験も豊富で、その間に世界の富豪から「お金と人脈を引き寄せる秘密」を学びます。

特に、本書では、日本、アメリカ、中国の三カ国のお金についての意識と社会の違いが詳しく解説されています。


前書きに、おおまかな3カ国の「信用」に対する違いが書かれていますが、いきなりそれが興味深い

日本:「キャッシュ社会」今いくら持っているか?誰を知っているか?を重視、人脈や銀行残高によって信用度を判断
アメリカ:「クレジット社会」借りたお金をきちんと返済していたか?約束を守る能力があるか?という視点から信用度をデータ化しそれを基準に判断
中国:「人相社会」3000年の歴史と論語をもとに、人相と人となりで判断

アメリカがクレジット社会で、その履歴が重要視されてるというのは聞いた事がありましたが、中国の「人相社会」というのは興味深いですね。

とは、いうものの私たちも「第一印象」で先入観を持ち決めてる部分も結構あるかも知れません。
それを体系化してるというのは意外に信頼できるのかも。

日本・アメリカ・中国とも、お金持ちは不労所得を必ず意識しています。
それは、労働所得のみでは「世の中いつなにがあるかわからない」から。
それは、個人の事のみならず、会社においてもうまくいってる会社はそれがきちんと機能しています。
例えば、マクドナルドはフランチャイズのロイヤリティ収入が労働所得とすれば、フランチャイズの地代が不労所得に当たるということです。

あんな大きな会社でさえも、不労所得による安定収入が大事だと言うことになれば、財政基盤が貧弱な個人ともなればそれをさらに意識しなければいけませんね。

勤務している会社の倒産というリスク以外にも、自分の健康や、不慮の事故等まで考えると、確かに勤労所得に100%頼るのは不安ですね。
年金制度が安泰ならまだ救いはありますが、今の日本の状況では…
楽観主義の私でも日本の年金制度に関しては不安を感じざるを得ない今日この頃です。


しかし、そうは言うものの、お金のことばかり考えたギスギスした生活は送りたくないものです。

そこで重要になる大前提があって

「お金はツールであって、ルールではない」ということです。
お金は人生を豊かにするツール(道具)のひとつにしかすぎません。お金によって人生を振り回されるようなルールであっては、ならないのです。

「お金はツールであって、ルールではない」は語呂もいいし、いい言葉ですね。


巻末にある「お金で買えるものと買えないもの」も秀逸で、一部引用しますと

お金で「家」は買えるけど、「家庭」は買えない。
お金で時計は買えるけど、「時間」は買えない
お金で「名医」は買えるけど、「健康」は買えない
お金で「地位」は買えるけど、「尊敬」は買えない

と、なかなか深い。

他に、「金持ちの三種の神器」として


・ロレックスの時計
・モンブランのペン
・メルセデス・ベンツ

これらの品をお金持ちがなぜこれらの品を愛用しているかも解説されています。
単純に一流品(と言われている)だからかと思っていましたが、ちゃんと理由があるんですね。

というか、むしろお金持ちは浪費家ではないので「みんなが持っているから。見栄を張りたいから」なんて理由でモノを所有する事はないみたいです。

勝間和代さんのお金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)を読んだときも、自分の金融リテラシーの低さを痛感しましたが、本書でもお金に関してのセンスが不足してると実感。

どちらの書籍でも、「自分自身で勉強すること、そして体験すること」の重要性が強調されています。

できることから始めてコツコツと続けたいと思います。


また、本書は発売早々に増刷が決定したとの事でそれに合わせてキャンペーンをやっています。
生々しすぎて書けなかった部分を読めるとの事です。
増刷決定!感謝をこめて新刊本キャンペーンのお知らせ - フライングスター風水研究家マダム・ホーのハピネス(R)ミリオネア・ライフスタイル - 楽天ブログ(Blog)


今回の特別プレゼントは、あまりに生々しくて本には書けなかった
億万長者の人脈術を特別に書き下ろしたPDFです。

全部で17ページ。
若いころの私が実際に行った実践方法が入った、即実践可能な内容です。


タイトルは、
「真の豊かさ」を手に入れた
ミリオネアだけが知っている
ワンランク上の人脈作り

<トピックス> ※ほんの一部だけ紹介しています
・ 「本物のお金持ち」を知ろう
・ 億万長者になった人しか知らない「もうひとつの人脈」
・ インターネットの時代だからこそ、この方法で人脈を作る
・ 上質の人脈を引き寄せる方法
・ 「コネなし、カネなし、情報なし」の私が、どうやって「ワンランク上の人脈」を手にしたか?

詳しくはリンク先で確認してみてくださいね。


 世界一愚かなお金持ち、日本人
世界一愚かなお金持ち、日本人マダム・ホー (著)

日本のサラリーマンの半数以上が将来に不安を抱え、せっせと貯蓄に励んでいる。
しかし、世界一高い識字率を誇る教育大国の日本人が、世界一低い金利には疑問を感じず、
文句ひとつ言わずに銀行にお金を預ける姿は、海外から見ると、実に不思議というほかない。
著者は日本人女性として高校から渡米し、華僑富豪やユダヤ人、アメリカ人富裕層に「本物のお金儲けの方法」を学びながら、コーラ1本も買えないような貧乏生活から、
不動産投資により20代で1億円の資産を築き、100の不動産を持つに至った国際派ミリオネア。
日本、アメリカ、中国という、今や世界経済の中枢を担う三大経済圏の影響をもろに受けるようになる時代を、いかに生きぬくか。
資産運用の基本セオリーから実践的な投資方法の選び方、良いビジネスパートナーを見定める方法まで、
実際の経験に裏づけられた「本物のお金持ち哲学」が、今明らかになる。