少し間が空きましたが、先日AMAZONキャンペーンの告知をした寺田昌嗣先生の「フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術」です。
【参考】【amazonキャンペーン】フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術:[俺100]
人気速読教室の先生と言うことで、「速読術」を期待していましたが、いい意味で裏切られた。
それ以前の、本に対する接し方、読書に対する取り組みの【理論編】がアツい。
読書に対して、これだけ真摯に取り組んでる方というのはそうそういない。さすがプロです。
(念のために申し添えますと、ここで言う「読書」とはビジネス力をアップさせるためや人間的な成長を目指すためのものです)
昨今のビジネス書礼賛、多読礼賛という風潮に対しても警鐘を鳴らしています。
私も思い当たる節があって、「イタタタタ…」という感じです。
世の中には、「本を読んだ先」にある目的を明確に意識し、読書を「確かな成長」につなげている人と、「本を読む」という作業だけに気を取られて、「啓発された気分」と「高まっているイメージ」に浸って時間を浪費している人がいます。
「啓発された気分でツイてる!」「イメージが高まって幸せです!」「浪費できる時間があるって事は、生きてるってことだよね(スイーツ!」
そんな事を言い続けて、もうすぐ5年…。石の上にも3年と言いますが…
ただ、私の幸せのイメージや、成功のイメージって、「ゆっくりと本を読んで過ごす」なんですよね。
そう言う意味では、かなり成長度合いは高いかも。
一昔前なら、多読家の存在などそれほど気にならなかったのではないかと思います。それに、こんなに魅力的な新刊書が次から次に出版されていたことすら知らなかったのではないでしょうか。
それが今や、情報化社会のせいで「大量の本」と「大量に本を読む人」の存在に気づいてしまった。なにしろブログやメルマガなどのパーソナルメディアで、読書の達人たちと直接つながることができる時代です。
「こんなに魅力的な本がたくさん出ているんだ!」
「あの人は、こんなすごい本をたくさん読んでいるんだ!」
情報がどんどん入ってくるから、それが、「自分もやらなくちゃ」という焦りを生み、いつのまにか煽られてしまう。
”多読”信仰はそうして生まれるのです・
達人の存在を知ってしまったことは、確かに大きい。
達人に対するあこがれのようなものもありますが、「名著」と呼ばれるものを知ることができるようになったのが嬉しいですね。
例えば、私もネットが無かったら、下記の「名著」と言われるような本を知っていたかどうか自信がない。
・自分の小さな「箱」から脱出する方法
・ハイパワー・マーケティング
・コア・トランスフォーメーション:癒しと自己変革のための10のステップ
・急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 (SB文庫 ク 2-1) (SB文庫 ク 2-1)
名著と言われるような本だけでも、各ジャンルをまんべんなく読むと結構な冊数になり、結果的に多読になってしまいますね。
達人の存在を知ったことも確かに大きいけど、自分の場合はAmazonも影響がかなり大きいかな。
Amazonが無かったら、多分こんなに本買わない。
近所にたくさんビジネス書を置いている本屋はないので。
注文してから二週間待ちとか普通だったからなぁ。
情報も入らなくて、店頭で売ってなかったら、多読のしようもない。
そしたら、無難に売れ線の新書でも読んでたのかな。
また、達人がおすすめの本を読んだとしても、そこにも罠が…
本を読んでるのにマイナス成長してしまうというのは、どういうことでしょうか。一言で言うなら、「自分の頭で考えるということを忘れてしまう」ということです。 私たちは、本を通じて著者の思索の後をなぞっただけで、自分が何かを知った気になりがちです。そのとき、「自分の頭で考える」作業を置き去りにしてしまうのです。
「名著」や「みんなが支持してる本」を読むときには、こういう状態になりやすいですよね。
特に日本人だと、内容に違和感を感じたとしても表立って言いにくいというか、何と言うか…
「いやいや、そこで要点を自分なりにまとめたり、自分の考えを整理するために、アウトプットですよ。自分で読書メモなどを作り、それをブログで発信ですよ」
と、思う方もいるかもしれません。
しかし、それに関しても
ブログでの発信、読書メモ作り、あるいはマインドマップによる内容要約や発想展開など、手段としてアウトプットの手法はさまざまです。しかし、何をするにせよ、何のためにその作業をしているのかを見失わないことです。ただ何となくしていたり、その作業自体が目的化してしまったりすれば、それは単なる暇つぶしでしかありません。
と、手厳しい。
私自身も「暇つぶし」で、終わらないようにがんばらねば!
本を読んだ後に、それを効果的に今後に生かしてるかどうかの指針の一つとして、本から得た内容をどれだけToDoリストに転記されてるかが示されています。
その言葉が今すぐ仕事に役立つ情報であれば、それはメモに書くのではなく、スケジュール帳のToDoリストに書き留めた方が、遙かに意味があります。大切なのは本を読んでリストを作ることではなく、本から得た情報を実生活や仕事に役立てることです。
これはいい!
本を読んでどれだけToDoに落とし込めてるかで、私も読書の生産性を計るとしよう。
この部分だけでも余裕でこの本は元が取れる。
これを知ってしまうと、こんな事も思いつかずに本を読んでいたことを深く恥じ入らずにはいられない。
と、速読の本なのに速読以外の部分にいたく刺激を受けてしまいました。
読書の技術の部分でも、誰でも苦手だと思う「重厚な書籍の攻略パターン」の部分が私も勉強になった。
普段は、愚直に前から一字一句読んでますが、今度からこの「重厚な書籍の攻略パターン」も試してみよう。
あと、先日も書いた、豪華特典のAMAZONキャンペーンですが
『1冊10分のスピードで、10倍の成果を出す いいとこどり読書術 フォーカス・リーディング』(寺田昌嗣著・PHP研究所)
キャンペーンへのご応募は8日午後23:59をもって締め切らせていただきます。アマゾンからメールが届いたら、お早めにお送りください。
なんと、キャンペーン期間が8日まで延長されてる!
Amazonでものすごい売れ行きで1位になったから、在庫切れの期間でもあったのかもしれないですね。
せっかく、購入するのであれば、この期間の方が絶対にお得ですね。
フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術寺田 昌嗣 (著)
従来の速読法と違うのは、スピードを絶対視しないこと。「右脳」や「潜在意識」などといった、よく分からない世界を持ち出さないこと。速読を「能力(開発)」としてとらえず「読書の技術」として現実的にとらえていること。
能力ではなく技術だからこそ、それを磨き高めることが可能なのです。
具体的に磨くべき技術とは、【眼】をコントロールする技術であり、【読みの強さ】(意識による情報の入力レベル)をコントロールする技術であり、何をどう読むかという【フォーカス】を設定する技術です。「1冊10分」を目標に速読トレーニングをレクチャー&レッスンしていきますが、それも【成果】を高めるための1つの「技術」に過ぎません。
読書で本当に考えなければならないのは、【目的】を達成すること。その目的は最終的に、あなたのビジネスの進化であり、自分自身の成長であるはずです。そこを踏み外さない読書を徹底的に追い求めるために速読術を活用します。
はじめに
・講座を始めるに当たって
○理論編
第1講 あなたがはまりがちな"読書のワナ"
第2講 読書に何を求めるのかをはっきりさせる
○鍛錬編
第1講 速読は体育会系のノリで身につける
第2講 「体」を極める
第3講 「技」を極める
第4講 「心」を極める
○実践編
最終講義 フォーカスの力を最大限引き出す読書術
おわりに
[巻末付録]フォーカス・リーディング補助教材
参考文献リスト
寺田 昌嗣
初めまして。著者の寺田です。
ここまで丁寧にお読みいただけて、著者として本当にうれしい限りです。
かなり過激な書き方になっている部分もありますが、あえて「世間の風潮」にアンチテーゼを投げかけてみました。
ぜひ鍛錬編の眼の使い方も、歯を食いしばって取り組んでみてください!
それから、ぜひ違和感を感じたところや、反論したくなった部分などについてもお聞かせいただきたいとおもっちます。
ぜひよろしくお願いします。
なにしろ、この度は本当にありがとうございました。
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taro
書かれていることに全く同感です。
私も速読をかじっていますが最後は何のためにやるかだと思っています。
得たいものから逆算して本と読み方が決まるはずです。
突き詰めれば読書は生き方ということになりそうです。
私は最近「解釈」することが大事だと考えています。
それを読書に当てはめるとこうなります。
本に書いてあることに出会ったことが自分にどんな意味があるかを解釈します。
できごとを解釈するのと同じ感じでやります。
知識やノウハウを活用するというのとは、また違ったインプットとアウトプットができます。
読書で自分を高めていきたいです。
ありがとうございました。