情報力:ハイパー個人の情報資産運用術 橋本大也著

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ご存じ、情報考学 Passion For The Futureの橋本大也さんの新刊です。


橋本大也さんは、本業のIT関係のお仕事の他に、多摩大学の「知識イノベーション論」やデジタルハリウッド大学の「リサーチ&プランニング」の授業も担当されています。

たまに、橋本さんのブログでその様子などが書かれていることがあり、その記述を見るたびに「もぐりで受講しに行こうかな」と思ったりもしてましたが、風貌的にもぐりは無理があるので、断念していました。
しかし!本書はその講義の前半部分を基に書かれているとありました。ツイてます!

本書は、ページ数は薄いです。
なぜなら、試行錯誤の過程は省いてあるからです。
おいしいところがぎゅぎゅっと詰まっています。

しかし、実際においしいのは試行錯誤の過程かとも思いますので、時間がたっぷりある方は自分で一からやってみるのも一興でしょう。

私のように時間も自信もない方は、情報のプロの橋本さんにおまかせしましょう。
そして、結果だけをおいしくいただきましょう。

本書のテーマは「ハイパー個人の情報資産運用術」
そして、そのハイパー個人とは「ITとネットワークで武装して、情報処理を飛躍的に高めた個人」のこと。

大量の情報がうずまく昨今ですが、その処理方法を知らないと右往左往して結局前に進めないと言うことになりかねません。

本書を読んで、まず感じたのは「積み重ねの力」と「数字の持つ力」である。

例えば、本選びの章にこんな記述があります。

私は5年間で2500冊以上の本を買い、1500冊以上を読み、1000冊以上の書評をブログに書き、一般公開してきた。その経験から言って本当に読む価値のある本は10冊に1冊だ。

この文章が持つ説得力と、例えば
「大半の本は読む価値がない」
と、端的に言った場合との説得力は比べものになりません。


そのような記述が、ノウハウ紹介やツール紹介の随所に出てくるので、説得力がありまくりです。

あと、凄いなと思ったのは

情報は要約、評価するだけではなく、どんどんビジュアル化していく。
私の場合は情報のまとまりをPowerpointファイルにして、あらゆる知識に残そうとしていて、すでに4000枚以上のスライドがある。再利用できるようにビジュアル化し、1画面で1つの意味を持たせるように心がけている。

4,000枚もスライドがあったら、管理しきれなくて、「ええい!最初から作った方が早い!」と、なりそうですが、そこでスマートに再利用するのが「情報力」ですね。

この、達人のノウハウがたった980円+消費税で購入できるとはいい時代です。

さらに、試行錯誤の一部分はブログで無料で読めるし。

著者の橋本さんとは、「アクセス向上委員会」の頃から一方的なファンでしたが
アクセス向上委員会

5年ほど前から親しくおつきあいさせていただき、ここ数年は毎年正月に
橋本さんとたつをの ChangeLogのたつをさんと私の3人でポッドキャストもやらせていただいています。

先日、雑誌プレジデントで「みんなが選ぶ書評ブログNO.1」になるという、ツイてる出来事がありました。
雑誌プレジデント、「勝ち残る人が読む本、落ちる人が読む本」で、「みんなが選ぶ書評ブログNO.1」に選ばれました。感謝:[俺100]


情報の達人の方々とおつきあいさせていただいているうちに、私も知らず知らずのうちに影響を受け「ハイパー個人:ITとネットワークで武装して、情報処理を飛躍的に高めた個人」に徐々に近づいているのかなと、本書を読みあらためて思いました。

ところで、この本はシリーズで
ルーチン力佐々木 正悟 (著)
企画力嶋 浩一郎 (著)

も出ています。

個人的に、続編で「粘着力」を希望します。

「弾力」というのも、面白そうですね。

情報力
情報力橋本 大也 (著)
内容紹介
デジタルツールを使って情報整理力をアップ!
仕事効率劇的アップ&「現場」で生かせる今の情報が満載!

メモや書類、アイディアなどあふれる情報を整理できない方に朗報!思考法を変えたり、
デジタルツールを駆使することによって、簡単に情報整理力をアップできる秘訣を
伝授します。筆をとったのは、PCを使った知的生産のプロ、橋本大也氏(データ
セクション株式会社代表取締役、ブログ「情報考学」管理人)。情報の収集、分析、
発信に必要な思考法や便利ツールについて解説していきます。