コーチングのプロが教える「ほめる」技術

ほめられるのを待つより、ほめる人になる

amazon.co.jp:「1万円以上お買い上げで、Amazonギフト券1000円分還元!」キャンペーンで、まとめて本を買った時の中の一冊。
ちなみにキャンペーンは2004年6月16日午後11時59分までです。

参考:
俺と100冊の成功本 自己啓発・自己実現: 続・amazon1万円で1000円バックで買った本


以前図書館から借りて読んで好印象だった。
それと、人をほめようと思っても、自分のボキャブラリーのなさや、対人関係技術の未熟さから思った事を充分に伝えられないことも多いと思い購入。

「ほめる」つもりで言った言葉が、逆に相手を怒らせてしまったり、悪印象を与えてしまったら、困りますよね。


私は特に目上の人をほめるのが苦手です。
「私のような若輩者が、なにを言えばいいんだろう?変にほめたら怒られるんじゃないか?頑張ってますねも、変だよな?ああ、どうすればいいんだ!」
と、思ってしまいます。

で、この本読んで解ったのですが、そのように考える私は、目下の人に解ったふりしてほめられると怒るタイプらしいです(笑)

ほめる技術だけじゃなく、ほめられる技術も大事ですね。

この本では、人を大きく四つのタイプに分類して、タイプ別のほめ方を指南してくれます。
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・コントローラータイプ
 人や物事を支配していく。行動的、野心的、優しい感情を見せることは不得手。オーナー社長や創業者に多い。裏切りに敏感。

・プロモータータイプ
 人や物事を促進していく。人と活気ある事をする事を好む。感情表現が豊かで身振り手振りが大きい。擬音語や擬態語を好み、表情も豊か。
 
・サポータータイプ
 全体を支持していく。人を援助する事を好み協力関係を大事にする。周囲の人の気持ちに敏感で気配りに長けている。聞き上手である。
 
・アナライザータイプ
 分析や戦略を立てる。話をするときは慎重。感情表現も「うれしい」ではなく、「あのときは、けっこううれしいって思いましたね」と客体視する。表情はクール、醒めていると見られる。
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診断テストもあったのでやってみたら、私は「コントローラータイプ」と「アナライザータイプ」でした。
自己テストなので、多分自分が、「こうありたい」と思う気持ちも入ってるかもしれません。

ただ、消去法でいっても、感情を表に出すことは上手ではないし、人間関係を大事にするのがうまい方でもないので、「プロモーター」や「サポーター」ではないですね。

そういう人を、ビジネスパートナーにすればうまくいくのかな?

と、考えるところが「アナライザータイプ」っぽい感じです。

自分と違うタイプの人をほめるのは本当に参考になりますね。
全然、思ってもみない事が書いてあってビックリです。

例えば、プロモータータイプだと、
・ほめられるとほめられるだけ喜ぶ。
・一般論を言っても自分のことだと思って喜ぶ。
・感嘆符がすき。例:最高!
・ほめられる内容はなんでもいい 例:いい背中だねえ
・逆に否定は厳禁

これを、プロモータータイプの人が読むと、
「なんだ!当たり前じゃないか!人間って誰でもそうだろう」
と思うのかと。

で、私のような人間だと
・ほめられる → 裏があるな
・一般論を言われる → 俺には関係ない
・感嘆符 → 大げさなんだよ
・適当にほめられる → 適当な事言うなよ
・否定される → あなたには解っていただかなくても結構

あー、めちゃくちゃ性格悪いですね。
けど、「そう、そのとおり」と思っていただける方もいるのではないでしょうか?
いるよね?いますよね?

結論として、ほめるときは、自分勝手なほめ方ではなく、どうせほめるなら、相手を思いやって相手が喜ぶようなほめ方をしたいものですね。

あと、今気がついたけどこの「四つのタイプ」に関しては同じ著者でその後に出版された
熱いビジネスチームをつくる4つのタイプ―コーチングから生まれた
の方が詳しいかも?

また、読みたい本が増えた。
ついてる!



「ほめる」技術