一つ前の俺と100冊の成功本:特定の趣味分野に生活の時間や所得の多くをかける人たち記事のですが
本家のNRI野村総合研究所さんにより詳細な記事がありました。
マニア消費者層はアニメ・コミックなど主要5分野で2,900億円市場~「オタク層」の市場規模推計と実態に関する調査~
ちなみにマニア消費者層については、
この層は、「独自の価値観に基づいて、金銭および時間を優先的に配分する消費行動」、「自己流の解釈に基づく世界観の再構築と二次的創作活動」、を繰り返しながら、理想像を追求しています。
としています。
うーん、なんか前向きでいい人たちっぽい。
朝日新聞ではオタクが4分野でしたが、こちらでは5分野になってます。
そうすると、元々あったけど削られてた1分野が気になりますね。
削られてた1分野はなにかヤバイ系かと思いきや、自作パソコンオタクでした。
野村総研の記事の中では「組立PCマニア」となっています。
どういう人たちかと言うと
文書作成などPC本来の使用目的を忘れ、組み立てる行為が目的化している層。余暇時間や可処分所得の多くをPC組立に投下。圧倒的に男性中心。「リッチマニア」と「ジャンクマニア」に大別される。
パソコンの組み立てだけが楽しいんじゃなくて、パーツを選定したり、秋葉原行って買い物したり、組み立てしたら、どのくらい速くなったか測定したりと、一連の作業が楽しいんでしょうね。
ところで、この記事の「本来の使用目的を忘れ~」の部分は耳が痛いですね。
そうです。
私も「成功本の本来の使用目的を忘れ、成功本を読む行為が目的化してる層」になっているのではないかと思うからです。
組み立てPCマニアは「リッチマニア」と「ジャンクマニア」に分類されるそうです。
●リッチマニア
リッチマニアは主に18歳~30代に分布。秋葉原電気街のPCパーツショップで新製品を初期価格で購入する。新製品へのリーチ力が求められるため、比較的都市部に多く在住。インストールしベンチマークが取れたら、翌週には中古ショップで売り抜け、次のパーツを物色する。リッチマニア市場で流行したものは、1~2年遅れでメーカー製PCに取り込まれる傾向があり、PCメーカーにとっては自発的に繰り返されるテストマーケティング市場と見ることができる。
●ジャンクマニア
ジャンクマニアは、主に15~18歳(少数)、40代(メイン)に分布。秋葉原電気街の裏通りで、在庫処分の激安パーツや中古パーツを収集。こちらも都市部に在住。ロースペック機に最低限の機能追加を繰り返すため、不要パーツの資産価値は小さく、消費サイクルも長い。
無理矢理、成功本や自己啓発が好きな人に当てはめると
●リッチマニア
最新のセミナーや高額のセミナーに行く事に喜びを覚える
週末は複数のセミナーを掛け持ち
リッチマニアに流行したものは、数ヵ月後に書籍化される傾向がある。
セミナー主催者側にとっては、自発的に繰り返されるテストマーケティング層と見る事ができる
●ジャンクマニア
古い古典的な成功本をコレクションする事に喜びを覚える
絶版本や初版本、原書などを揃える傾向が強い
CDやオーディオテープもコレクションに加えたりする
最終的に孫子や聖書などより古いものに傾倒していったりする
経営者など責任ある立場につくと、歴史ものに傾倒していったりもする
「本の置き場所が無くて」が口ぐせ
かなり無理矢理な分類だし、この意味もなく分類する行為こそ、本来の意味を忘れた不毛な行為のような気もしますが、私は「ジャンクマニア」です。
古本屋行って、色々なバージョンの「人を動かす」を探したりします。
成功本読むために、普段絶対使わない英語をちまちま勉強してたりします。
あまりノウハウマニアになってはいけないなと、思いつつも、マニアから始まるビジネスもあるよね、と、今日も成功本を読むのでした。
野村総研では今後も
NRIでは今後も、車、AV機器、旅行などの分野にも対象を広げたマニア消費者層の行動実態の調査分析を進め、そのビジネス的価値を示唆していきます。
なそうなので、楽しみですね。
個人的には、「鉄道オタク」や「宝塚マニア」「ペットマニア」のお金の使いっぷりにも興味あります。
なんか凄い人とか、たくさんいそう。