これを読んでおくと読書スピードが速くなる。自己啓発書編。ついでに知的生産編

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読書好きの人の間で404 Blog Not Found

404 Blog Not Found:怠翻 - 読書を一生の習慣にするための14の心がけ

の記事が話題ですね。

年間50冊、月に4~5冊程度も本を読むのはシンドイ。と、いう方には参考になる点が多いかと。


コメントやトラックバックにも有用な意見が多いのでぜひ参考にしてみてください。

ところで、そのコメント欄やトラックバック欄には「本を速く読むにはどうすればいいの?」というような意見がチラホラ見受けられます。

私も、結構読書スピードは速いほうだと思うのですが、(ビジネス書を中心に最低1日2~3冊、月に50~100冊位読みます)それもシンドイよー、という方のために少し私なりのアドバイスなどを書きたいと思います。

一応、前提としては自己啓発書を中心としたビジネス書という事で…
文芸の場合はちと事情が違うかと。


私が、なぜそれだけ本をたくさん読めるかと言うと、まったく未知の内容の本を読むことが少ないと言う点が挙げられます。
初めて読む本でも、ある程度は知っている内容の部分がある本を読むことが多いという事ですね。


「それって、読書の意味あるの?」と、思うかもしれませんが、私がそのような状態になったのもたくさんの読書をした結果なので、意味はあるかと。


・予備知識がある本は速く読める
・予備知識がある分野を増やせばよい
・予備知識がある分野を増やすには、読書することが必要


ということで、結局読書することになり、卵が先か鶏が先かみたいな話になってしまいますが、例を示せば

少し前に話題となった言葉にロングテールという言葉があります。関連した書籍も色々出ました。

それらの本を読むと、序盤に100%と言ってよい頻度で「パレートの法則」「80対20の法則」「べき乗の法則」「正規分布」といった用語がでてきます。

そこで、それらの知識があらかじめある場合と、ない場合では読書スピードが序盤からかなり変わってきます。

あらかじめそれらの用語を知っている人は、序盤のその辺は軽く流して気持ちよく本論に入れます。
一方、それらの用語を初めて見た場合の人は、いきなり知らない用語が出て面食らい、萎縮した気持ちのまま読書をすすめることとなります。

この事例で言うとそれらの用語を知っていた人や人生を変える80対20の法則をあらかじめ読んでいる人は、すんなりと本論に入れる人が多いでしょう。


そこで!ズバリどの本を読めば今後の読書が楽になるかと言うと、自己啓発書の場合では


7つの習慣―成功には原則があった!スティーブン・R. コヴィー (著),
人を動かす 新装版デール カーネギー (著)
思考は現実化する―アクション・マニュアル、索引つきナポレオン ヒル (著)
「原因」と「結果」の法則
フランクリン自伝ベンジャミン・フランクリン (著)

とりあえず、この5冊は黙って読みたい。読むべし。
この5冊は他の自己啓発書で引用されることも多いし、同じような話が良く出てくるので、この5冊を読んでいるとその部分は流し読みでよいので読書スピードが上がる。

こういう定番を読んでおくと、自己啓発書に良く出てくる「ある所に3人のレンガ職人がいました」みたいな話の部分は流し読みできる。


ついでに、知的生産や発想、整理関連(今の言葉で言うとLifeHackかな?)だと
知的生活の方法渡部 昇一 (著)
知的生産の技術梅棹 忠夫 (著)
考える技術・書く技術板坂 元 (著)
発想法―創造性開発のために
川喜田 二郎 (著)
「超」整理法―情報検索と発想の新システム野口 悠紀雄 (著)

この5冊が引用されてる事が多い。(ただし、日本人が書いた本の場合ね)
古い本もあるけど、定番なので引用されてることが多い。
古いので大抵の古本屋で100円くらいで買える。3色ボールペンとかそんなのの練習にもちょうど良い。

他にも、極端に引用されたり、参考文献として挙げられる本には
あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ神田 昌典 (著)
金持ち父さん貧乏父さん
などがある。
これらも、ベストセラーになったので入手は比較的容易かと。

これらの本を読んでおくと読書スピードがぐっと上がるよ。
(もちろん、上記のリストの本を読んだだけで完璧!という意味ではない)


他の分野でも、このような最初に読んでおくと後が楽な本というのはたくさんあると思います。
ブログをお持ちの方は、ぜひご自分のブログで記事にしてみてください。


あと、専門書の場合は
・定番の本=入門書
ではない場合も多いから注意が必要。

「○○くらい読んどけよー」と先輩に言われたからといって、必ずしもそれを素直に最初に読む必要はない。

あらかじめ「図解で分かる○○」や「はじめての○○」を何冊か読んで
「こんな用語があるんだなぁー」くらいの予備知識を持ってから読んだ方がいい場合が多い。


文芸書の場合も速く読むコツも少しあるけどそれは後で書く。