「暗号解読」が文庫化 橋本大也氏、たつを氏大絶賛

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先日、名著「ティッピング・ポイント」が文庫で復刊:[俺100]という記事を書きましたが、

今度は暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号までが、文庫化です。

「ティッピング・ポイント」と「暗号解読」は、かたやマーケティング、かたや科学読み物とジャンルが全然違いますが、両方の本はともに友人などとの会話の中で出てくる機会が多い本ですね。


情報考学 Passion For The Futureの橋本大也氏も大絶賛されています。
Passion For The Future: 暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで

凄い本だ。感動した。今年も年末年始に書評した本の中から、本年度ベスト本を選ぶ予定だが、これはベスト3に入りそうだ。


そして見事2005年の年間を通じてのおすすめ書籍No.1になっています。
Passion For The Future: 2005年度 年間オススメ書籍ランキング ベスト20冊

■ヘビー級のベスト10
【1位】 暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで


おすすめ本は3回以上記事にしてAmazonのリンクを張ることで有名なたつをの ChangeLogのたつをさんも大絶賛

[を] 暗号解読

amazon から届きました。月末までに読む予定。

[を] 読書会で暗号解読

古典的な暗号から、ヴィジュネル暗号、エニグマ、公開鍵、量子暗号まで。
暗号だけでなく、古代文字の解読も。はっきり言って面白すぎる。説明も
分かりやすい。

ただの読み物とみせかけて、実は暗号技術の概要を学べる良書なのです。
ざっと読んでも分かった気になれるし、じっくり読めばしっかり分かる。
おすすめです。


[を] 2005年の10冊

【超オススメ!サイモンシン】
読まなきゃダメっ! 専門知識は不要


[を] 新春ポッドキャスト対談「ツイてる!ポッドキャスト2006」(1)

おすすめ本として出てきた「暗号解読」。マジオススメ。

Amazonから届いたのが2005年の1月で、翌年の2006年の1月まで1年間マジオススメしてます。

私は、2001年頃にこの本をAmazonで知って買ったような気がするのですが、今確認すると、なんとAmazonのレビューがエリエス・ブック・コンサルティングの土井さんですね。
暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで:Amazon.co.jp


『フェルマーの最終定理』に続き、世界的ベストセラーとなったサイモン・シンの話題作『The Code Book』の邦訳。 暗号は古代から重要な情報を安全に伝達する手段であったが、絶えず解読の危険性をはらんでいた。本書は、暗号とその解読にまつわる歴史上のドラマをひも解きながら、暗号の重要性と進化の歴史について語っている。
英国女王エリザベス1世暗殺に関する暗号文書が破られ、処刑されたメアリー・スチュワートの事件をはじめ、レオナルド・ディカプリオ主演の映画『仮面の男』(原作はデュマの『鉄仮面』)にも出てくるフランスの鉄仮面に関する文書、埋蔵金のありかが示されているという謎の「ビール暗号」、第1次世界大戦、第2次世界大戦の様相を変えた暗号解読者たちのテクニックなど、読者の知的好奇心をくすぐるトピックが数多く登場する。暗号が我々の歴史にいかに大きな影響を与え続けてきたのかがよくわかる。

転置式暗号、換字式暗号といった単純な暗号化の方法から、複雑なヴィジュネル暗号、エニグマ暗号、単純だが決して破られることのなかったナヴァホ暗号のほか、ヒエログリフ、線文字Bなど、数多くの難解な古代文字や表記が、暗号解読者たちの血のにじむ解析努力と併せて詳述されている。

本書では、読者がこれらの暗号を実際に作ったり、解読したりしながら読み進めていくことができるよう工夫されている。パズルや謎解きが好きな読者はもちろん、歴史の裏側をのぞいてみたい読者や考古学ファンにとっても興味深い1冊である。(土井英司)

昔から、土井さんには釣られやすかったんだな。

そんな「暗号解読」が文庫化という話です。

単行本も現在でも入手可能なようですが、2,730円と少々お高いので、この機会に読んでみるのもいいですね。
上下巻で1,280円です。

暗号解読 上巻 (1)
暗号解読 上巻 (1)文庫版
サイモン・シン (著), 青木 薫 (翻訳)


暗号解読 下巻 (3)
暗号解読 下巻 (2)文庫版

フェルマーの最終定理
フェルマーの最終定理
サイモン シン (著), Simon Singh (原著), 青木 薫 (翻訳)
こちらは1年ほど前に文庫化されています。

暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで
暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで 単行本
サイモン シン (著), Simon Singh (原著), 青木 薫 (翻訳)

最先端領域に宿る天才たちの壮絶なドラマ。歴史の背後に秘められた、暗号作成者と解読者の攻防―加速する情報戦争の勝者はいったい誰か?『フェルマーの最終定理』に続く世界的ベストセラー、待望の完全翻訳版。