効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法 その1

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先週末に、発売と同時に入手してたものの、記事にするのが少し遅くなってしまいました。
まず、第一印象は「結構厚い!」でした。

[を] 効率10倍本は結構厚い
で、たつをさんも書かれていましたが、最近の1,500円くらいの本と比べるとページ数が多いです。

持った瞬間にズシッと来ました。

特に私は、「効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法」勝間和代著がAmazonで予約開始:[俺100]でも書きましたが、

私的なことがらを記録しよう!!: 新刊「効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法」、アマゾンの予約開始です。

余談ですが、いい気になって書いていたら、16万字になってしまって、「上下巻に分けない限り、これでは、500ページ近くになってしまいます」と言われ、泣く泣く、11万字まで削ったという曰くつきの本です。なので、内容の充実度は折り紙付きです。

この文章を読んで「削った!」というイメージが強かったので、300ページ超の本だとは思ってなかった。
しかし、16万字で500ページなら、11万字で300ページ超というのも簡単に計算できそうなものです。もう少し粘着質にきちんと計算すべきでしたね。

300ページというボリュームも水増しして300ページではなく、削って300ページというのが凄いですね。
しかも、巻頭と巻末にカラーでおススメ本や使用アイテムが丁寧に紹介されています。

巻末のおすすめ書籍やおすすめオーディオブックだけでも一冊の本になりそうな勢いかも。

さて、前書きに簡単なプロフィールや背景などが書かれていますが、驚きだったのがベストセラーとなった
無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法
を、隙間時間を利用して2週間で書き上げたというところ。
私なぞ隙間時間を利用してブログを更新するのもやっとだというのに…

ということで、その秘密を探るべく興味津々で読み始めたのでした。

しかし、あまりにも情報量が多い。
各章ごとに記事を書いてもちょうどいいかも。

例えば、目次から一部拾うだけでも


●情報洪水から1%の本質を見極める技術
1,「フレームワーク力」をつける
2,「ディープスマート力」で経験値を重ねる
3,「失敗力」をつける
4,「ベスト・プラクティス」の共有で学びを分けてもらう
5,自分の価値を出せないところはバッサリ捨てる
6,本題をケチらず良書を読む - ウェブ全盛時代に本でなくてはならない理由

●勝間流・インプット力を高める6つの技術
1,何はなくともノートパソコン。自分の「補助脳」として使い倒す
2,フォトリーディング、親指シフト、マインドマップなど自分ならではのOSを整える
3,アナログ入力とデジタル入力をバランスよく使い分ける
4,マスメディア情報を減らし、実体験、他社体験、良書を3大情報源とする
5,目以外の感覚器、特に耳をもっと活用する
6,睡眠は投資!よく運動して、よく寝る。

●アウトプット力を高める6つの技術
1,自分独自のアウトプットをを作って、インプット情報を自分で確かめてみる
2,自分の学びを言葉で表現してみる
3,自分の学びを常に数字に置き換えるクセをつける
4,自分の学びから、情報を絞り込み、軸を発見する
5,自分の学びをブログに統合して表現してみる
6,自分の学びを本として出版する - 本を出すと人生のステージが変わる

●知的生産を支える5つの生活習慣の技術
1,喫煙・飲酒など、知的生産の6大危険因子を極力遠ざける
2,すき間時間を有効活用するクセをつける
3,睡眠時間をしっかりと確保し、情報整理とストレス解消に役立てる
4,知的生産の集中力をつけるために、体力をつける
5,頭と健康にいい食生活を心がける

●自分の力が10倍アップする人脈作りの技術
1,情報を「Give&Give&Give&Give&Give」する
2,メールの質量を高めて、つながりを広める
3,コミュニティ・メーリングリストなどを活用して、人の集積基地になる
4,ランチミーティングを上手に併用する
5,自分のコミュニケーションスタイルを尊重する

●明日を変えるための、新しい行動
1,情報の本質を見極めるために、脳に格納箱を作る
2,インプット力を高めるために、いい情報を脳の栄養のために与える
3,アウトプット力を高めるために、ブログにひたすら書き残す
4,知的生産を持続するために、出来ることから生活習慣を改善する
5,知的人脈を作るために、Giveの5乗を実践する。


と、実に盛りだくさんいうことで、まとめると、「濃くて厚い」
実は、3回位通読してるけど、一言で「こんな本です」というのが実に難しい。
内容が、ピラミッドストラクチャーやMECEなどの技法から、白米などの白物の話から、てんやの経営まで盛りだくさんです。

途中、インプットの章で読書について書かれた部分があります。

読書投資法7か条 1,本は著者との対話。対話しているつもりで読む 2,すぐに読まない本でも、とりあえず買っておく。買わない本は読まない 3,5,000円以内の本は迷わず買う。飲み代1回分だと思えば惜しくない 4,自分のテーマのアンテナを張っておくと、自ずと必要な本が目に入ってくる 5,ベストセラーは読みやすいが、中身が濃いとは限らない。良書は自分で探す 6,保管しておくのは買った本の10分の1でいい。大事なのは頭の中に残しておくこと-本は読んだら捨てる 7,本を読むときは速読スキルを含めスピード最優先。線引きやまとめ書きなど面倒な事はしない。

この部分だけなら、私も話題に参加できそうなので、この部分だけの記事を後で書いてみようと思う。
あと、巻末のおすすめブックリストについても後で書こう。

それと、第一章の冒頭の「情報格差社会」も示唆に富んでいて興味深い

情報こそが現代の通貨
情報はお金よりも大事である
情報の生かし方次第で、私たちの生産性、すなわち付加価値の量が決まってしまう。
「情報主義」情報を持っていない人から、情報を持っている人へ、お金が移動する仕組み
情報洪水といいながら、実際にはほとんどの人は、情報洪水と言えるほど情報を浴びていない。

この辺も何回も読んだ。

まずは、とりあえず何回も読んだという事を表明しておこう。
こんなに何回も読めるような面白い本に出合えたことに感謝です。ツイてます!幸せです。

ちなみに何回も読まなきゃ理解できないほど、難解ではありません。
理解はできても、実践するのは難しい事は多いかもしれませんが。


効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法勝間 和代 (著)