普通のサラリーマンである著者が、帯から引用すると
各業界のトップと親しかったり、いろんな会社の社長と友達だったり、セミナー講師を頼まれたり、数百人規模のイベントを開催したり、メディアの取材を受けたり、連載を持ったり、本を出したり、頼んでもいないのにプレミアムチケットをもらったり、芸能人のシークレット・パーティーに呼ばれたり…
と、普通ではない状態になってます。
その秘密が「人脈」
黄金の人脈を作るとこんな事が起こるんですね。
芸能人のシークレット・パーティーとかは凄いな!
さて、本書はタイトルに「大学」と銘打ってあるとおり50の講座からなっています。
そして、第2章が「毎週知らない人に会いなさい」とある。
いきなりめげそうだ。
著者は、パワーディナーを開催していますがその理由に
人を集めてみんなに楽しんで貰うのが単純に好きだ
とあります。
もう、多分絶対自分には無理そう。
私は
「タバコの煙がもうもうとした閉め切った部屋で、バーボンをラッパ飲みしながら本を読むのが単純に好きだ」
というタイプなので、ちと厳しいかな。
でも、逆にその分、人と出会う数は少ないわけで、人とお会いする場に出たときは、より立ち居振る舞いには気をつけなければいけませんね。もう一期一会と思っていかなければ!
嬉しいことに第3章は「黄金の人脈を作る振る舞い方」になっています。
ここは、入念に読まねば!
特に講座36の交流会での振る舞い方3つの心得が参考になりました。
1,料理はほとんど食べない
2,記憶に残るキャッチフレーズを持つ
3,主催者に紹介して貰う
肝に銘じなければ!
1の「料理は~」に関しては、自分で気をつければいいから大丈夫。酒飲みなのであまり料理食べないし。
2のキャッチフレーズもなにか考えよう。
3は主催者さんの周りを不自然なくらいにうろうろしていよう。
講座38の「交流会で話し好きから逃げる方法」も実用的だ!
しかし、手法の一つの「トイレに行く」で、トイレまでついてきたらどうしよう?「すいません大です」と付け加えるべきか?
あと、最近の人脈作りで欠かせないのは
講座25 情報発信の法則 情報は発信するところに集まってくる!
にもあるように、ブログなどで情報発信することですよね。
名刺交換等して、その後メールで情報交換する場合などでも、ブログを持ってる方との長続きするような気がします。
そういうのがないと、近況とかわかりませんからね。自然に疎遠になってしまうケースが多いです。
あと、自分の例で恐縮ですがマインドマップ的読書感想文のsmoothさんが、こんな事を書いてくださってます。
【人脈術】「出逢いの大学」千葉智之:マインドマップ的読書感想文
都内に住んでいて、頻繁に交流会やセミナーが開かれていればまだしも、リアルではそのような場がそれほどない地域にお住まいの方なら、「ひたすらブログで情報発信し続ける」というのもアリですよね。実際、聖幸さんは青森に住みながらも、アルファブロガーさんを中心に、幅広い人脈を形成されているのは、皆さんご承知の通り。
私は地方に住んでるので、人脈作りという面で不利と言えば不利なのかもしれません。しかし、「暗いと不平を言うよりもすすんで明かりをつけましょう」の精神ですよ。
個人的にあまりよろしくないと思うのが
「地方に住んでるので、セミナーに行けません!地方でも開催してください」
という感じの方。
なんか
「遠いと行く価値がないですが、近場なら行きたいです」みたいな感じに受け取られるかも。
(うがった見方すぎるかなー?)
まあ、でも地方の方が実際人脈作りの面では不利は不利なんでしょうね。
しかし、多分その分メリットもなにかあると思うので、そっちの方を生かせばいいと思います。
あと、この本にも書いてますが、自分でセミナーを主催して開催するのも一手法でしょうね。
そうすれば、場所も時間も自分で好きに設定できるし。
実際私も、自分が聞きたかったという理由で、勝間さんと大橋さんという超豪華ジョイントセミナーを主催したことがあります。
そういうのは不慣れなので不安でしたが、講師の先生の方から「あれは準備してますか?」「当日のこの部分はどうなってますか?」とか、提案してくださったし、お手伝いしてくださった方々のご尽力で無事に終わりました。なんとかなるもんですね。
そんなわけで、地方に住んでようが、人と会うのが好きでなかろうが、なんとかなるものです。
しかし、さらなる人脈のレベルアップを目指すなら、この本のような達人の術に学ぶべきでしょう。
かなり「俺には無理!」と思うことも色々書いてありますが、著者の千葉さんのようなステキな笑顔の方ががんばってるんだから、逆に俺はその10倍くらい努力しなきゃいけないなと心を新たにしました。
さて、最後に、人脈で面白いのは「何が幸いするかわからない」ということですね。ひょんな事からひょんな事が起こるものです。
実は、この本以前読んで忘れていたのですが、最近ふと思い出しまして、記事にしようと思いました。
そして、著者の千葉さんの連載記事等を色々見ていたら、千葉さんの前職が以前私がとてもお世話になった会社であることが判明。
なんとなく、足を向けて寝られないような気分になって、勢いで記事を書いてます。
世の中なにが幸いするか分からないし、どんなつながりがなにをもたらすかわからないものですね。
だから、世の中は面白い。
出逢いの大学
千葉 智之 (著), 中川 ミナ (イラスト)
普通のサラリーマンには普通のサラリーマンに適した人脈術がある!
世の中には、数多くの人脈本があります。
でも、普通のサラリーマンが書いた本はそんなに多くはありません。
本書では、みなさんと同じ「普通のサラリーマン」だからこそ書けた、
普通のサラリーマンに最も適した人脈術を解説します。
●人脈術なら下記の書籍もお薦めです。
レバレッジ人脈術本田 直之 (著)
最小の労力で、関わった人のすべてが最大の成果を生む「人脈術」
ブログ記事
・レバレッジ人脈術:[俺100]
一生モノの人脈力キース フェラッジ (著), タール ラズ (著), 森田 由美 (翻訳)
ゆきんこ
どうも、こんにちわ~
私も田舎者なので、なんだか共感できる部分が多く
書き込ませていただきました。
この本は発売直後に読みましたが、この本の売りは案外、第3章に書かれている精神論なのかもしれません。この時期、ちょっと人生に疲れていたので、楽になった部分があります。
今ちょっとずつ実践していて、「影響力の武器」の第2章あたりをミックスすると、結構、面白い人が集まってくるものです。
ではでは。また面白いエントリー楽しみにしています。
smooth@マインドマップ的読書感想文
聖幸さん、こちらでもご紹介感謝です。
聖幸さんはもう、地方在住者の方向けの人脈形成の本出すべきですよ。
あと、地方の方がセミナー等にいらっしゃると、
「わざわざ東京に来るなんて、気合が違う!」と
主催者も一目置くんじゃないでしょうかね?