【視聴メモ】コピペ ~「ネットの知」とどう向き合うか~クローズアップ現代

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9月1日放送のNHKクローズアップ現代のメモ
コピペ ~「ネットの知」とどう向き合うか~クローズアップ現代 放送記録

9月1日(月)放送
コピペ
~「ネットの知」とどう向き合うか~

インターネットで見つけた文章をコピー&ペーストして、自分の文章にしてしまう"コピペ"。ある大学では提出されたレポートの半数近くがコピペで作成されていたという事実が明らかになった。夏休みには小中学生向けに開設された「コピペで書ける読書感想文」のサイトがアクセス数を伸ばし、大人の世界でも、役所が募集したパブリックコメントに大量のコピペの「組織票」が提出されるなど、コピペは今、社会全体に広がりつつある。「コピペは人間の考える力を弱める」と批判の声が上がる一方、「新たな知の技法」として肯定的に捉えるべきだとの意見もある中、私たちはネット上に広がる膨大な情報とどう向き合っていくべきか考える。
(NO.2623)

コピペの問題的の番組ですが、いきなりクローズアップ現代のページからコピペして申し訳ない。

以下内容のメモ
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インターネット時代の膨大な情報とどう向き合うか。

冒頭、コピペを知らない方のために、クローズアップ現代のHPを使って、コピペを実演。
簡単にHPからワープロソフトに内容がコピペされた。

コピペでのレポートや宿題の提出は大学生から、高校生、中学生、果ては小学生まで低年齢化している。

【実例1】
コピペでレポートを提出したことのある大学生
「手塚治虫の人生について論じよ」という課題の場合、「手塚治虫 思想」というキーワードで検索エンジンで検索。
発見したネット上の個人のエッセイからコピペ、生い立ちや年表などはwikipedeaからコピペ。
年号などの表記や文体を整えて完成。「自分でやったら3日はかかる。コピペなら30分」
「自分にとってあまり重要でない、単位さえ取れればいいと言う授業ならコピペですませたい」

【実例2】
小樽商科大学 江頭進教授
過去にレポートの4割が、コピペで作られたものであった事があった。
現在、レポートは廃止し、学生同士のディスカッションや討論会などで、その場で考える力を見ることにした。

【実例3】
文化庁の著作権に対する意見の提出
約8,700通の意見が集まった。しかし、半数以上はコピペ。
コピペのひな形ページがある。

【実例4】
金沢工業大学 杉光一成教授
コピペ自動発見ソフトを開発、来年あたり実用化。すでに大学や官公庁などから引き合いがたくさん

(朝日新聞に関連記事があったみたいだけど消えてるようなので、2ちゃんねるのコピペサイトへリンク)
越えられない壁( ゚д゚):コピペしたリポート、ばれちゃうぞ…金沢工業大学教授、ネット検出ソフト開発


【実例5】
恩田ひさとし さん
自由に使える読書感想文は学校提出目的に限り著作権フリーです
の管理人。

17作品の読書感想文のひな形がある。
子供たちには読書感想文で悩んで欲しくない。もっと違う今しかできない体験をして欲しい。
夏休み中のアクセス数は68万!
開設から4年のアクセスは270万超。

【スタジオへ戻る】
茂木さんのコメント
コピペで楽なのはその場限り。長い目で見ると損をしている。
脳は苦しまないと成長しない。苦しみの先に喜びがある。
脳の得意分野は編集力。編集は人間しかできない。
人間と同等の文章はコンピューターでは不可能。
人間しかできない、編集や文章作成力を学生の間に身につけないと、社会に出てから苦労するよ。


【大御所のコピペ論 その1】
野口悠紀夫 先生
現在、連載を週三本こなす。
基本的にコピペ推進派
ただし、データなどの入力などの省力化のためにコピペを活用すること。
データの手入力などで苦労することに意味はない。
データをコピペして、自分で複数のデータを組み合わせるなどして、問題発見のために使う。
新しい問題発見のためにコピペを活用するなど、コピペには目的と用途が問われる。

ちなみに部屋は整理されてるとは言い難かった。

【大御所のコピペ論 その2】
斎藤孝 先生
齋藤流コピペはネットは使わない。

本とじっくり向き合い、引用する箇所を探す。
気に入ったフレーズや気になった箇所をチェックして3色ボールペンで本に直接書く。
そこで引用したい文章をパソコンにキーボードで打ち込む。

ネットからのコピペだと軽くなる。それはネットの文章が軽いという意味ではなく、身体性としてじっくりと向き合うのに本という媒体の方がしっくり来る。

【スタジオに戻る】
茂木さんコメント
コピペでは齋藤先生が言うとおり、身体性のごく一部しか活用されない(脳にすり込みが浅くなる)
齋藤先生の身体性と野口先生の省力化をうまく組み合わせたい。
茂木先生の自分ルール=文章を書くときには一切なにも見ない。自分の中から出てくる文章を書く。

ネットで大量の情報を収集した後には散歩すると良い。そうしてる間にも脳は編集してくれている。

大量の情報が簡単に入手できる時代だからこそ、自分の体験した事柄が貴重になる。
自分らしさ、自分にしか書けないことをどんどん発信すべし。

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メモ ここまで


【感想など】
仕事のデータ入力などの省力化のコピペはいいと思います。というか、ミスなどを防ぐ意味でもコピペの方がいいでしょう。
しかし、小学生の読書感想文のコピペはちょっとなぁ。
親が代わりに書いてあげるよりは、ましかとも思いますが…
親も子供の感想文コピペで済ませてるかもしれないしなぁ。

個人的には、野口悠紀夫先生と斎藤孝先生の動く姿とお部屋の様子を拝見できたので、思わぬ収穫でした。

今回は、コピペと脳との関係が主でしたが、著作権等との関わりについても、少し触れて欲しかったかな。
こういう番組の内容のメモを書くのも著作権的にどうなんだろうと思いながらアップ。

30分弱の番組としては貧弱なメモなのですが…

【ゲストの方の参考になりそうな文献】
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