13歳からの「人を動かす」―人に好かれる女の子になる8つのルール

日本で発売から440万部も売れ、自己啓発・対人分野のみならず、ビジネス書全体としても名著として誉れ高いのがデール・カーネギーの「人を動かす 」です。
本書は、そのティーンズ版で著者はデール・カーネギーの娘さんのドナ・カーネギーさん。


基本的にはデールカーネギーの「人を動かす」のメソッドを生かしつつも、事例がティーンズ向けになっています。

例えば、人に好かれるルールは帯から引用すると


【人に好かれる8つのルール】
1,批判や非難をしない、文句を言わない
2,お世辞でなく、心からほめる
3,人に何かをしてもらいたかったら、人にそうしたいと思わせる。
4,友達づくりの秘訣は、ほほえみと相手を知りたいと思う気持ち。
5,人の話をしっかり聞く
6,言い争いはやめる、質問して話し合う
7,自分の過ちを正直に認め、心を込めてあやまる
8,自分に、そして人に期待をかけ、最も良い部分を引き出す。

---持てる力を出しきり、なりたい自分になる。

となっています。

そして、出てくる事例は
・親友が髪を変にカットしてきて見るも無残な髪形になっている。なんと声をかけよう
・音痴の姉が高校のミュージカルのオーディションを受けるつもりだ。無謀だと思うのだが。
・ヒナギクが好きなのにボーイフレンドがバラの花束を持ってきた。どうしよう。
・つきあっている男の子が深い関係を求めてきた、まだ早いと思うがどうしよう。

と、ティーンの悩みに合ったものになっています。

ティーンとは程遠い私には、この悩みが逆に新鮮でした。
思えば思春期というのは対人関係で悩む事が多い時期ですので、ティーン向けの人を動かすはいい狙いですね。

最近、対人関係の悩みというものがあまりないが、それは自分が成熟したということでは無しに、思春期の頃と比べると他人にも自分にも無関心になっているのではないかと思った。

あと、問題は思春期の女の子にこの本をどうやって渡すかということであろうか。
親が、「あんたは性格が悪くて人気がないから読みなさい!」と言っても素直に読まないだろうし、むしろけんかになる。
「1,000円あげるから読め」というのもかなり違う。

ここは、穏やかな微笑をたやさず、相手の関心のありかを見抜き、自尊心を高めるような渡し方をすべきであろう。

しかし、そんな事をすると非常に不自然。

まずは、親が普段から模範をしめすように、行動をすべきでしょうか。

私の場合娘が13歳になるまでには、あと13年の猶予があるので、それまでには自然に渡せるように自分を鍛えなきゃ。

13歳からの「人を動かす」―人に好かれる女の子になる8つのルール
13歳からの「人を動かす」―人に好かれる女の子になる8つのルール
ドナ・デール・カーネギー (著)
世界的ロングセラー『人を動かす』の著者である故デール・カーネギーの娘ドナ・カーネギーが、父親の貴重な教えを応用し、10代の女の子向けに優しく説き明かす自己啓発書。
ティーン特有の悩みや生活スタイルから題材を選び、同年代の女の子の生の声をとりいれたアドバイスは親しみやすく具体的。
友だちや男の子との交際だけでなく、親・教師などまわりの大人と上手につきあい、誰からも好かれる女性になるための対人スキルが身につく。

人を動かす 新装版
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道は開ける 新装版
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耳で聞くD・カーネギー人を動かす オーディオCD版
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