非常に大げさなタイトルですが、タイトルどおり面白いです。
作家の村上龍さんと各界の著名人との対談集です。
「これまでの成功者のイメージを壊したいという気持ちがあるんです」
お金でも地位でも名声でもない“成功”の定義とは?
格差が顕著化し、価値観が多様化する日本において、“成功者”とはいったい誰なのか?
仕事と人生について考え抜いた著者が5つの職業の第一人者と語りつくす、新しい時代の生きるモチベーション。
●対談者 は以下の5人の方です。
【建築家】安藤忠雄・・・建築を仕事に選び40年間続けてきた原点には“感
動”があるのだと思います。
【プロ・スポーツ選手】中田英寿・・・うまくいってる人というのは、圧倒的にポジティブな考え方の人が多いと思うんです。
【科学者】利根川進・・・目標に向かって充実しているときに、幸せを感じさせる物質が分泌されるんです。
【会社社長】カルロス・ゴーン・・・変化があるときに不安に思うのは当然だし、不安が変化を促すこともあると思います。
【外交官・学者】猪口邦子・・・闇が見えるから光が見えるということは、やはりあると思うんです。
最近:「IPO? それでみんな幸せになりますか?」──ネットの進化を支える“新世代”にも、少し書きましたが、成功者や幸せが昔のギラギラした経済的な成功から変化してるように感じます。
そんなおりタイムリーにこの本に出会いました。
ツイてる!
タイトルどおり、各界を代表する方と「成功」について語る対談集ですが、合間にある「一般の人」の「成功者の定義と条件」も面白いです。
年齢や性別によって色々ですが、「金!金!」という人は案外少ないですね。
まえがきの最後に
人生の成功者というのは、「生活費と充実感を保障する仕事を持ち、かつ信頼できる小さな共同体を持っている人」と言う仮説を立ててみたい。旧来の成功モデルが機能しなくなっている今、あえて成功者の新しい定義と条件を示す事は無意味ではないと思うからだ。
という文があって、ここから本文が始まります。
簡単なようで難しい本なので、もう一度読み返してみます。
感想は再度書いてみたいと思います。
しかし、こういう本との出会いは、自分が欲してるから目に付くのか、売れてるから目に付くのか不思議。
●ITmediaニュース:「IPO? それでみんな幸せになりますか?」──ネットの進化を支える“新世代”
●「オタク」市場、規模は2600億円 野村総研が推計 - asahi.com : 経済
最近こういうニュースを読んで、
「ドラッカーの言う社会起業家の概念が少しはわかりかけてきたかな」
「マニアやオタクは幸せだから、彼らも成功者か?!」
なんて、思っていた時だったんで、本当にタイムリーな本でした。
ツイてる!
熊本雄士
成功者とはこの世に存在しません、それはどんな人でも成功者だから、+があればーもある、それぞれのバランスがあるからなです、目に見えるものだけを追求し追い続けると世界の八割の人間を敵にすることになるでしょう
聖幸
熊本雄士様
コメントありがとうございます。
博識ですね。
ご高説ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。