微差力 斎藤 一人 (著)

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斎藤一人さんの新刊。
斎藤一人さんは、コンスタントに新刊を出すので、どの本になにを書かかれていたか、よくわからなくなるのが難点。
タイトルも
斎藤一人 500年たってもいい話 (単行本(ソフトカバー))
斎藤一人 千年たってもいい話 (単行本)
二千年たってもいい話―夢の持ちかた夢の叶えかた奇跡の起こしかた魅力のつけかた (East Press Business) (単行本)
と、似てる感じのタイトルが多いし。

そして、斎藤一人さんの本と言えば、たとえば『斎藤一人 千年たってもいい話 (単行本)』も1680円でCD3枚組だし、講演CDが付属していてお得な感じが特徴ですね。大丈夫なんだろうか?元取れてるんだろうか?と心配になったりもします。余計なお世話ですが。

さて、このたび読んだ斎藤一人さんの新刊は、そういう点から言うと他の本とはひと味違いますね。

最近だと、やわらかい感じのタイトルが多かった一人さんですが、今回は『微差力』。「カ、カテェ」と言いたくなる硬さ。
そして、珍しくCDがツイてない!
一人さんもmp3とかiTunesでダウンロードの時代か!とかも思ったけど、別にそう言うわけでもないらしい。


固い感じのタイトルに、珍しくCD無し。これはなにかを感じさせますね。

今回の『微差力』は、どちらかというと「ありがたい話、不思議な話」よりは、商売や仕事の話が中心。
・プロとは微差をバカにしない人
・微差を徹底的に追求する人がプロになる。


イチローだって、他のバッターと比べて2倍打つわけでもないし、ウサイン・ボルトだって他の人より2倍も足が速いわけじゃないですからね。ほんのちょっとの差が与える結果としては大きな差になってきます。

本書のメッセージを一言で言えば「当たり前の道理をわかった上で、楽しく改善する」かなあ。
一人さんの言ってることは、当たり前と言えば当たり前の話が多い。たとえば

●10年先を行く人の話
「あの人は10年早かったね」と言われる人は、永遠に成功しない。なぜなら、その人は10年後も、その10年先を見ているからだ。

●客がこないラーメン屋
まずいラーメンを出している店に限って「客が来ない」「不景気だ」という。ラーメンがまずい上に人間性もまずい!

●元気出せ!
食事を食べてない栄養失調の人に「元気出せ!」と言っても、元気が出るわけがない。

●ついてる、うれしい、楽しい、感謝しています、しあわせ、ありがとう、許します。天国言葉を口にする。

●思いと行動
思っただけで通じるのはあの世だけ、この世は行動が大事。

まあ、当たり前と言えば当たり前の話ですよね。

でも、その当たり前の話を変えようとか、なんとかならないかなと無駄な苦労している人が結構多いんじゃないかと思います。
多分、なんともならないんでしょうね。当たり前のことだから。

言っていることは、勝間和代さんや本田直之さんとあまり変わらないのかな。
言い方が違うだけで。
「1.1×1.1×1.1×1.1×1.1=1.61」や『レバレッジ』と言うか、「微差力」と言うかの違いで。

常に細かい改善や効果的な行動を心がけたいところ。

そして

自分の人生、自分が主役です。
一人ひとりが主役です。
もらった役が「気に入らない」と主役がグダグダ言ってると、芝居がめちゃくちゃになるんです。

あまりグダグダ言わないで、がんばろう。
グダグダもそういう役回りで生まれて、芸風までに昇華できればいいんでしょうけどね。
でも、できれば、そういう役回りは避けたいなあ。

ツイてる役回り希望です。

毎日ちょっとずつツキが増えると楽しいだろうなあ。


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微差力 (単行本)斎藤 一人 (著)

著作第1弾『変な人の書いた成功法則』がいきなりベストセラーとなった「銀座まるかん」の創設者・斎藤一人さん。

以来、何冊もの著書を発表していますが、いま、いちばん伝えたいことを渾身の力で書き下ろしてくださったのが、本書『微差力』。


"微差力とは、何だろう? ひと言では説明がつかないのですが、
ただ、私はこの本を作っている最中から、楽しくて、楽しくてしかたがありませんでした。
「しあわせも、富も、こんな少しの努力で手に入るんだ!」と、みんなが気づいて、
どんどん、どんどん、豊かになっていくかと思うと、私はもう、うれしくて、ワクワクするのを止められなかったのです"

"商売でもなんでも、人生、微差の積み重ねです。しあわせになるのも、笑顔だったり、天国言葉だったり、ね。
しあわせに見えるような服装だったり、それの微差の連続なんです。
その微差一個でグン、微差一個でグンって、あがるのです。
ここが、おもしろいところで、やり得なんです。
普通の人は、うんと努力して、ごほうびはちょっとです。
だけど、本物は違います。本物は、微差の努力で、大差もらえるんです"
(本書より引用)


たくさんの気づきが、この1冊にギュッと詰まっています!


■私は、自分のことを「一人さん」と呼びます
■そのままで、いいんだよ
■微差って、スゴい!
■一人さんが教えた精神論
■人生って、楽しいね