顧客と語らえ! クイジング入門

シリーズ5万人超のビジネス発想源 ~マーケティングメールマガジンQuizzing.jp クイジング・ジェイ・ピーでおなじみの弘中さんの処女作。

毎日、濃いメルマガを出している弘中さんが1年以上もかけて書いたという事で楽しみにしていました。


一度読んで、「これは!」と思って即感想書いたけど、なんだか興奮して変な文章になったのでボツにしました。
#でも、もったいないので、ちょっと修正して号外のメルマガで出した(笑

この本のタイトルは「顧客と語らえ!」で、サブタイトルが「クイジング入門」
ちょっと「???」となりますね。

まずは、そこからが弘中マジック!

クイジングについては
▼クイジングについて:Quizzing.jp クイジング・ジェイピー
が詳しいです。

クイズをマーケティングに活用するとどのような効果があるかと言うと
P45より引用


・お客様に「考えてもらう」こと
・お客様に「競ってもらう」こと
・お客様に「理解してもらう」こと
・お客様に「調べてもらう」こと
・お客様に「質問してもらう」こと
・お客様に「知っているか知らないかを理解してもらう」こと

としています。

ここまで考えてクイズを作るとなると、従来の単純な告知型のクイズを安直に作るのとは違って、かなりの知的作業ですね。


そして、驚くべきはクイズを使って顧客の感情をも揺さぶることができるという事。
恐るべし、クイジング!


で、実はこの本はかなり内容が広くて深くてなかなかまとめきれないのですが、
なるほどと思ったのは、
「プロフェッショナルになる事」という部分ですね。

プロならば、自分の会社・製品についてはもちろん熟知していなければいけないし、それを人に分かりやすく伝えることができなければいけない。
そして、自社の顧客についてもきちんと知っていなければいけない。
正解を知らなければ、クイズを作れないわけですからね。
たかが、クイズされどクイズ。深い。

そして、この前段にあるのが従来のマーケティング手法PR手法では、企業からのメッセージが伝わりにくくなっているという事。

一方通行のPR、CMだけではなく、顧客との対話型のコミュニケーションが重要になってくるという事ですね。
それを、解決する一手法として、この本はとても有益だと思います。

クイジングを切り口としていますが、根底にあるのは
・従来の発想は通用しにくい時代になっている。新時代に対応した発想・手法が必要
・仕事をするからには本気でプロになる。真のプロフェッショナルとはなにか?本当のプロじゃなきゃ通用しないよ。

ということかと思います。

実は、「この本自体がクイジングとなっている」という、謎かけ好きの弘中さんらしい仕掛けじゃないかと妄想してしまいました。

あと、クイジングとは直接書いてない、第一章と第三章も私は非常に面白かったので
ちょっと、目次の見出しを書いておきます。

第一章 顧客に届かないセールスメッセージ
-企業メッセージがお客様に伝わらなくなっている
-マスメディアCMの影響力も低下し始めている
-広報戦略も時代と共に変わる
-消費者は一方的なメッセージの売込みを拒否する
-大切なのはお客様と語り合うことである

第三章 顧客が集まってくるWebサイト
- コミュニケーションの取れないサイトに人は集まらない
- 一瞬でコンセプトが分からなければ人はそこにとどまらない
- 完成間近のものには強い求心力がある
- お客様が二度と戻ってくることはない
- Q&Aは重要なコミュニケーションツールとなる
- 貴重な情報源を目指す
- 時差のマイクロメディアを発行する

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しかし、この本もAmazonで買うとなると1,470円問題かー。
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人生の目的が見つかる魔法の杖西田 文郎 (著)
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私のお気に入りの西田先生の本です。ちゃっかり宣伝できてツイてる!

顧客と語らえ! クイジング入門
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