著者はハワイの神経心理学者。
負ける!やめる!あきらめる! 希望を捨てたら幸せが見えてきたという過激なタイトル。
加熱する自己啓発書ブームに警鐘を鳴らす!
そんな雰囲気の本だけど、海外の本のせいか微妙にどうも飲み込めない部分があった。
例えば
ニュージャージー州にある全米自己啓発情報センターによると、アメリカでは5人に一人がなんらかの自己啓発プログラムに参加してるという。
だいぶ日本と事情が違うのかぁ、と思ったり。
嬉しい事に、第一部でかなり今までの自己啓発書や自己啓発プログラムの成り立ちや歴史などに触れているので、その辺はだいぶ勉強になりました。
全体を端的に言えば「自己啓発書を盲信してはいけない」というような内容です。
冷静で客観的に「クールに思考する」ことが提唱されてます。
なんというか、もともとひねくれ者で、物事に一喜一憂する方ではない自分には「そりゃそうでしょうね」という内容でした。
大体ネガティブシンキング提唱してるけど、元々ポジティブで明るい性格の人だったら自己啓発書なんて最初から読みませんよ。
ネガティブだからポジティブシンキングな本を読むんだよ!
と、たまにはネガティブ風味で。
こういうネガティブな本より、さよなら絶望先生のような笑えるネガティブ本が好みです。
超ポジティブ思考の女子高生と、超ネガティブな教師の物語です。
負ける!やめる!あきらめる! 希望を捨てたら幸せが見えてきた
異常にポジティブな教えを捨て、あるがまま生きるため、ネガティブシンキングを勧める新自己啓発本。