教えと学びのワークブック
4月ということで、新卒の方を教える機会や、逆に新しいことを教わる機会が増えたのではないでしょうか?タイムリー!
私は、教えることも教わることも苦手なのでかなり勉強になりました。
本書は「大人を相手にする教え方」の本です。
「教え上手になるための本」だけあって本書も教え上手です。
著者は教え上手は、学ばせ上手「ラーンウェル」の関根雅泰氏
セミナー講師のための参加型セミナーのコンサルタントをやってるということで、
●初心者のあなたもセミナー講師になりませんか?
くせ者というか、個性派が多そうなセミナー講師にセミナーのやり方を教えるとは、相当な手腕と思います。
なんか斜に構えていやな質問とかされそう。妄想かな?
さて本書ではまずは、なぜ教えることが難しいかを分類して紹介しています。
これは共感できる。つい、引き込まれてしまう。
例えば
●人に教える難しさ
相手の問題
・同じ事を何度も言わせる
・やる気が感じられない
・はすに構えている
・相性が合わない
・教えたことを実践してくれない
これらに関して、それぞれ「克服するためには第何章の○○の項目で説明しています」と解説しています。
ついでに、
●人に教える難しさ
自分の問題
・教えることに自信が持てない
・自分でやった方が早い
・うまく伝わらない
などがあります。
本書では「教えることの難しさは、人間関係のコミュニケーションの難しさ」としています。
本書を読み、ますます自分が「教え上手」からは遠いタイプの人間ということが確認されました。もうちょっとこの分野は頑張らなくてはです。
本書では「教え上手」な人が育てる「学び上手」な人も紹介されてるので、そっちの方も頑張りたいと思います。
●学び上手な人
・人の話を一生懸命に聞く態度
・経験から学ぼうとする姿勢
・素直で前向きな考え方
・多様な価値観を認める柔軟性
・周囲のもの全てから学ぼうとする貪欲さ
・旺盛な好奇心
学び上手もなかなか難しそうですね。
大人になると素直になれないことも多いですし…
教えることも学ぶことも難しいです。
あと、本書は参考書籍が
・成人教育理論
・行動主義・科学主義・行動分析学
・学び
・ファシリテーション
・学習スタイル
・対人スタイル
・教え上手
の分野別に豊富に紹介されてるのが嬉しい。
教え上手になる!―教えと学びのワークブック
関根 雅泰 (著)
20代、30代のおとなを相手に「教え上手」「学ばせ上手」になるためのワークブック。本人に「学ばせる」「気づかせる」教え方のための、理論やノウハウを詳しく解説する。
はじめに 教え上手は学ばせ上手!
第1章 教えるって難しい・・・
第2章 教えるメリットって何?
第3章 教え下手から学ぼう
第4章 どんな人を育てればよいのか?
第5章 教え上手の理論
第6章 教え上手のノウハウ(考え方編)
第7章 教え上手のノウハウ(組み立て方編)
第8章 教え上手のノウハウ(やり方編)
関根雅泰
聖幸さん
「教え上手になる!」著者の関根です。
拙著のご紹介ありがとうございます!
聖幸
関根雅泰 様
コメントありがとうございます。
つたない感想で恥ずかしくて顔から火が出る思いです。
でも、これも学びのひとつと思って頑張ります。
これからもよろしくお願いします。