仕事がうまくいく0.7の法則―厖大な情報も簡単な数式でスイスイ 大村あつし


過去十年でもっとも成功したITライターといわれる大村あつし氏の新刊。
大村さんのエクセルの本は私もお世話になりました。(今もお世話になっています。)
また、大ベストセラーとなった、人生は数式で考えるとうまくいくも記憶に新しいところです。

●参考:俺100内関連記事
人生は数式で考えるとうまくいく:[俺100]

さて、そんな大村さんの「情報整理術」「時間活用法」の本が出ました。
タイトルは「仕事がうまくいく0.7の法則―厖大な情報も簡単な数式でスイスイ

一生懸命仕事して、朝から晩まで頑張りながらもいつまでたっても忙しい。

そんな場合の忙しく感じるメカニズムを本書では「自分の能力」「やるべき処理」「やりがい係数」の3つの係数を使って冒頭でうまく説明されています。

中盤は情報の収集術
後半は実際の情報の活用術

後半のツール・サービス・ソフトの説明は、売れっ子ITライターの本領発揮という感じ。分かりやすく実践的です。

机の前に座って仕事をする時間が長ければ長い人ほど役に立つ本ではないかと思いました。
自分で自宅のサーバーにRSSリーダーインストールしてるような人だと、ツール類の名前は聞いたことがあるようなものも多いかもしれませんが、その根底の考え方や実際の活用法については大いに参考になる部分があると思います。


個人的には第一章後半の

・やりがい係数は安直な自己啓発ではない

の部分だけでも買った価値があった。実に楽しい。

この部分だけをテーマにもう一冊書いてくれないかな。

「なぜ、願望実現法はナンセンスなのか!」

こんなタイトルでぜひよろしく。


仕事がうまくいく0.7の法則―厖大な情報も簡単な数式でスイスイ
仕事がうまくいく0.7の法則―厖大な情報も簡単な数式でスイスイ
大村 あつし
常に時間に追われ、「忙しい、忙しい」と嘆いている私たちが本当に求めているものは何か。人生を楽しむために、そして成功に導くのに必要なことは何か。著者が実践する情報整理・時間活用法「0.7の法則」を大公開。

序章 仕事、そして人生を楽しむために
第1章 忙しく感じるメカニズム
第2章 価値を足し、無駄を引いた情報を手に入れる
第3章 作業効率を1.5倍にする情報収集術
第4章 独自の時間軸「0.7の法則」
第5章 ITツールを利用した より高度な情報活用術


人生は数式で考えるとうまくいく
人生は数式で考えるとうまくいく
大村 あつし

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