新書365冊 宮崎哲弥著

先日創刊した朝日新書の一冊。

Amazonの説明に

 一日10~20冊を読み続ける斯界きっての「新書読み」、宮崎哲弥の新書評

毎月60~100冊を読み続ける斯界きっての“新書読み”宮崎哲弥の連載(月刊誌『諸君!』)を書籍化。

読書量の秘密も知りたかったので購入。
上と下で計算が合わないけど、まあそんな細かい事は気にしない。

ちなみに、月刊誌「諸君」で
「毎月20日までに発売された新書を完全読破する」というコンセプト
で「『今月の新書』完全読破」という連載を宮崎氏はやっていたということです。

それで、こんなに読んでいたのですね。謎は1ページ目で解けてしまった。

ジャンル別にBest,Better,Worstな新書を紹介。
外れを引かないためにも、Bestで紹介された新書の解説を重点的に読もうと思ったが、Worstが面白すぎ。
主に疑似科学系の本がWorstでメッタ斬りにされています。

元々BestよりもWorstの方が筆に力が入っているような気がするし、人間は不思議と極端にけなされると興味を持ちますね。

全然関係ないけど、日本一まずいラーメン屋「彦龍」にも行ってみたいし。

参考
“日本一まずい”ラーメン店のブッ飛びブログ大盛況:ZAKZAK
彦龍の憲彦さん - livedoor Blog(ブログ)
G.H.O. 日本一マズイラーメン屋
笑い豚: 日本一まずいラーメン屋!
笑い豚: 日本一まずいラーメン屋(食べちゃった編)!


Worst本の解説の一部
・滅茶苦茶な記述
・思わず脱力
・失禁を禁じえない
・「と学会」の本でも読んでから出直して来い
・疑似科学と呼ぶには疑似科学に失礼
・誇大妄想以外のなにものでもない
・デタラメの極み
・無益有害の書と言えば過言か?
・時流に合わせて捏造したものだ。

こんな事書くくらいなら無視すればいいと思うのですが、やはり書かずにはいられないんでしょうね。
そして私も読まずにはいられなくなります。

多分Bestに取り上げられた本よりも、Worstに取り上げられた本のほうが、その後の私の購買率は高そうです。


逆に持ち上げているので読みたくなったのは
「ローレンス レッシグよりは白田を読めと言いたい」
とまで言わしめた白田 秀彰のインターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門です。

あと、この新書365冊と新書百冊はかぶりが少ないそうです。
傾向としておおざっぱに言えば新書365冊は最近のものが多くて、新書百冊は古典的なものが多い感じ。
もちろん両者の専門や読書傾向も違いますけどね。


後、後半のインタビューより

朝日新書で本出しておいて言うのもなんだけど、新書ブームは終わったんじゃないかというのが私の実感

朝日新書創刊したばかりなんですが…
率直な物の言い方する方ですね。
高感度アップしました。


新書365冊
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宮崎 哲弥 (著


インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門
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新書百冊
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坪内 祐三 (著)

岩波新書の歴史―付・総目録1938~2006
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