なぜあの人は会社を辞めても食べていけるのか?

週末起業フォーラム書評メルマガ:ビジネス選書&サマリーで、おなじみの藤井孝一先生の新刊です。


サブタイトルは「会社にいても、飛び出しても、うまくいく人の考え方・仕事のやり方」です。

本書は、安易に起業をすすめる本ではなく、従来の会社に依存した「ぶら下がりーマン」から、稼ぎ力を身につけた自立型のビジネスパーソンを目指す本となっています。

そのための必要な能力として
・稼ぎ力
・人間力
・お金力
・時間力
・継続力
の五つを挙げています。

そんな、「稼ぎ力」を身につけて、会社の収入以外にも収入を得てしまったら、本業の仕事のやる気が失せてしまうと思うかもしれません。
しかし、著者の藤井先生が本業と同じくらいの収入を本業以外で稼いだところ、
上司や同僚の顔色をうかがうことなく自信を持った態度で接するようになり、皮肉な事に会社からの評価も上がり始めたとか。

外でも収入があり、会社での評価も上がるならウハウハですね。

もちろんそのためには、漫然と仕事をしていてはだめで、会社での仕事中はもちろん、会社の外でも学び続ける必要があります。
例えば、ふだんなにげなく目にしてる会社の文書の様式なども、将来の自分の役に立つと思って見れば、違った目で見えてくると思います。
嫌な上司も人間関係のスキルアップの実験台だと思えば、「今度はこのコミュニケーションスキルを使ってみるか。ヒヒヒ」などと結構楽しく過ごせると思います。

そんな事を試さなくても、山篭りや滝に打たれなくても苦行が出来ると思えば、徳を積んだ感じになるかも。ツイてる!

私も、以前勤務していた職場で色々な経験を積んだことが、今になって生きてるなぁと。非常にありがたく思っています。
若いうちは、「給料が安い!」などと、不満に思っていたけど、今思えば、仕事のスキルを学ばせて貰って給料までもらっていたんだから本当にありがたい。
あの時、こんな殊勝な態度でいたら、出世しただろうなぁ(笑


あと、私が個人的にサラリーマンが苦手だと思うのがこの本の項で言えば「お金力」ですね。
特に、サラリーマン家庭で育って、自分もサラリーマンだと、お金を貰うことに罪悪感のようなものを感じてる人が多いような気もします。

この本でも、藤井先生がまだ駆け出しの頃、半日の講演で50,000円を貰って「こんなに貰っていいのだろうか?サラリーマンの小遣い1カ月分だよ!」と申し訳なく思った話が出てきます。

このように考えるのは、成果ではなく拘束された時間で考える習慣が身についてるからということです。

この本の著者の藤井先生も会社員時代にじっくりとスキルを蓄えて、その後独立して成功していますが
他にも神田昌典さんや、竹田陽一先生、土井英司さん、勝間 和代さん など、会社に使われるのではく、会社をうまく活用してその後独立して成功なさってる方は多いですよね。

「泣くも一生、笑うも一生」と良く言いますが、会社勤めも、愚痴を言って過ごすも、うまく活用してその後の飛躍に役立てるのもその人の気持ちしだいですね。

と、自戒の意味を込めて思うのであった。

明日も笑顔で仕事がんばるよ!

あと、この本と、ちょうど今読んでる
無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法


近日入荷予定の
「伝説の社員」になれ! 成功する5%になる秘密とセオリー
が内容的にリンクしてそうで、ちょうどいい感じ。

タイトルを合体させても、「会社を辞めて、「伝説の社員」で、年収10倍アップで食べていける」といい感じ。ちょっと強引ですが…

 なぜあの人は会社を辞めても食べていけるのか?
なぜあの人は会社を辞めても食べていけるのか?


「伝説の社員」になれ! 成功する5%になる秘密とセオリー
「伝説の社員」になれ! 成功する5%になる秘密とセオリー
土井 英司 (著)

無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法
無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法
勝間 和代 (著)

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