いつも目標達成している人の読書術 by エンジニアがビジネス書を斬る!

読者3万人超のメルマガ
エンジニアがビジネス書を斬る! - まぐまぐ!
の発行人が語る読書術。

現在は、このメルマガのタイトルの「エンジニア~」と、著者の丸山さんのお仕事には、やや乖離があると思いますが、それは、それだけメルマガを長く続けているということと、その間に人生の転換点や成長がが色々訪れたということですね。

本書の特徴はやはり著者が驚異的な読書量とそれを毎日アウトプットし、そしてそれを実際にビジネスに結びつけているということでしょう。

読書術の本は最近では色々出ていまして、その中にはアウトプットを薦めている本も少なくないですが、自分が実際に毎日、そして数年間継続している人はなかなか少ない。

そのこと自体が貴重ですから、そういう方が書いた本というのはさらに貴重。

ですから、本のつきあい方に関しては、体験から生み出される迫力があります。

第一章では「おすすめの本はありますか」という事を言われるのが一番困ると書いてありますが、一番最初にそんな事を書くくらいですから、本当に困ってるんでしょう。
丸山さんにお会いする機会があったら、是非みんなで列をなして聞いてみましょう。

でも、本当に聞きたいなら「○○に関して興味があるのですが、お薦めの本はありますか?」と聞くのがいいみたいです。

私も今度あったら「丸山さんみたいなパーマにしたいのですが、お薦めの本はありますか?」と聞いてみよう。

2章から4章では、多読の必要性や本を読む時間の作り方など。
多読をするようになると、本というのは本当にあっという間にたまっていきます。
私も、本のスペースや整理には苦労させられています。スペース的には恵まれてるほうかと思いますが整理が苦手なもので…


そして、第5章からがこの本の真骨頂の「アウトプットのすすめ」ですね。
ここは、著者が実際に実行して体験してる数少ない人なので貴重な情報ですね。
「情報を発信するところには、情報が集まってくる」とは、昨今良く言われる言葉ですが、書評を書いて情報を発信するとどういう効果があるかはなかなか知ることが少ないですよね。
ですから、これから書評ブログ・メルマガを始めようとする方に貴重なロールモデルとなると思います。

また、これだけ長くコツコツと情報発信を続けている丸山さんですが、やはりメルマガを始めるときには相当なエネルギーが必要だったようです。あれだけ、饒舌にメルマガを書いている丸山さんの現在の姿からは信じられないですね。
その長く情報発信を続けている著者は現在ではメルマガを発行する作業をしているときに「快」を感じてしまうということ。これは、享楽的な快楽などではないみたいですから、おそらくM. チクセントミハイの言うところのフロー状態みたいになってるんですね。

【参考】フロー - Wikipedia

フローの構成要素
チクセントミハイが見たところによれば、明確に列挙することができるフロー体験の構成要素が存在する。彼は8つ挙げている。

・明確な目的(予想と法則が認識できる)
・専念と集中、注意力の限定された分野への高度な集中。(活動に従事する人が、それに深く集中し探求する機会を持つ)
・自己に対する意識の感覚の低下、活動と意識の融合。
・時間感覚のゆがみ - 時間への我々の主体的な経験の変更
・直接的で即座な反応(活動の過程における成功と失敗が明確で、行動が必要に応じて調節される)
・能力の水準と難易度とのバランス(活動が易しすぎず、難しすぎない)
・状況や活動を自分で制御している感覚。
・活動に本質的な価値がある、だから活動が苦にならない。

【参考文献】フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)

さすが、達人は違う。

毎日のように、このような充実した時間を一定時間持てるというのは、素晴らしいことだと思いますし、それが知的なインプットアウトプットを伴うものだとすれば、それを続けたときの効果というのは計り知れないですね。

やや脱線しましたが、最終章にはおすすめ書籍の紹介があり

第 7 章 役に立つおすすめのビジネス書
1 「快」であり続けること
2 とりあえずできることはすべてやる
3 自分の「箱」に閉じこもっていませんか
4 自動化されてしまっていませんか
5 一発屋で終わるな
6 なかなか効率よく仕事ができない人へ
7 部下のことがわからない、うまく指導できない人へ
8 どうやったら買ってもらえるのだろうと悩んでいる人に
9 独立を考えている方や経営者に身につけておきたいこと
10 会計を学ぼうとするならば

のそれぞれのジャンルの本が紹介されています。
ここもさすが本職?だけあって、いい本がたくさん紹介されています。

普段から「エンジニアがビジネス書を斬る」を読んでる方には、丸山さんの軽妙な文体もおなじみかと思いますが、本書も親しみやすい口調で書かれています。なので、さらりと読もうと思えば、さらりと読めるのですが、時折非常に深い言葉もあり、読んでる途中で何度か思索にふけってしまいました。

例えば、p96当たり、ちょっと省略しつつ引用すると
「情報量が多い現代社会だが、それに巻き込まれる必要はない。それに巻き込まれないためには能動的な態度が必要である。能動的な態度で目的意識を持ちながら読書をすることが必要。目的意識を持ち、多読をすることで、「多面的な視点」や「複数のやり方」を知ることが出来る」
と書かれています。
この部分のどこが自分の琴線に触れたのかは、良く分かりませんが、しばし思索にふけりたくなり1時間くらい田園を散歩してました。

ということで、さらりと斜め読みするもよし(本書で情報収集のための読書はそれもやむを得ないと書いてある)、私のように思索にふけるも良しな本です。

と、ここまで書いて「多読というのは、多面的な読み方も出来るという意味も含んでるのかも!」
と思いついた。

という事を思索したり、文章を書きながら気がつくのも(妄想するのも)アウトプットの効用かな。

さて、本書の発売を記念してAmazonキャンペーンが、9月8日(月)~9月9日(火)の2日間行われています。
特典は
Amazonキャンペーン|いつも目標達成している人の読書術


・特典その1 おすすめ本の書評コンテンツ
・特典その2 セミナー音声ファイル「あえて違ったモノになれ」
・特典その3 起業家インタビューPDF
・特典その4 ブログコンテンツとして使えるテキスト集、画像集
・特典その5販売中のレポート 「チャンスを逃さないための必須条件」
・特典その6 社長のインタビュー音声「プレジデントリアル」

と、なっています。
詳しくはリンク先を確認してみてくださいね。

いつも目標達成している人の読書術
いつも目標達成している人の読書術
丸山 純孝 (著)
人気書評メルマガの著者が教えるビジネス書の「読み方」「活かし方」
多読の大切さを知り、読書で得た情報を行動に移す!
読んだだけで終わらせてはいけない。

●目次
第 1 章 本を読む目的を明確に
1 読書をする前に目的を決める
2 一〇〇%の人のためになる良本はない
3 読書の優位な点とは
4 自分の中に問いを持つ

第 2 章 欲しいビジネス書の見つけ方
1 本との出会いを楽しむ
2 本を見極める
3 書評を利用する
4 本は買うべきか、借りるべきか

第 3 章 本を読む時間を作る
1 短時間でも集中して読む
2 隙間時間を見つける
3 本がなかなか進まない場合

第 4 章 多読のすすめ
1 二つの読み方
2 多読を心がけよう
3 多読で得た情報を自分に定着させる方法
4 自分の手元に残す本の基準

第 5 章 アウトプットのすすめ
1 情報発信のすすめ
2 周りの人を巻き込む

第 6 章 目標・夢を達成するために
1 学んだことを身につけるには
2 ノウハウだけでは意味がない
3 常に学び続ける

第 7 章 役に立つおすすめのビジネス書
1 「快」であり続けること
2 とりあえずできることはすべてやる
3 自分の「箱」に閉じこもっていませんか
4 自動化されてしまっていませんか
5 一発屋で終わるな
6 なかなか効率よく仕事ができない人へ
7 部下のことがわからない、うまく指導できない人へ
8 どうやったら買ってもらえるのだろうと悩んでいる人に
9 独立を考えている方や経営者に身につけておきたいこと
10 会計を学ぼうとするならば

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