カネイリビジネスフェア2011限定スペシャルセミナーご来場ありがとうございました。

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先日行われた、金入聖幸堂主催のカネイリビジネスフェア2011フェア限定スペシャルセミナーにご来場いただきありがとうございました。
【参考】10月19日(水)『「なんとなく好き」な人たちをネットでつなげて地域活性化~工場萌え仕掛け人による地元景観資源の活用~』セミナーが青森県八戸市で開催されます:[俺100]

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 午前中の、『「なんとなく好き」な人たちをネットでつなげて地域活性化』は、大山顕(OHYAMA Ken .com)さんと[mi]みたいもん!のいしたにまさきさんを講師にお迎えして行われました。

 大山さんは色々なイベントを主宰されてますが、その活動を自分の視点からメタ的に語ることは非常に少なく、講演会やセミナーの形で行われることはほとんどありません。あるにしてもクローズドな形で行われることがほとんどなので、このように参加者が限定されることがない形でのセミナーは非常に貴重な機会だったと思います。

 いしたにまさきさんは昨年来から三度目の八戸となりますが、大山さんとの共著の発売を控え満を持しての八戸入りです。

 セミナーでは前半が大山さんの工場、団地、高架下建築といった、どこにでもありそうながら趣味としてはマイナーな撮影ポイントの魅力や、その活動に賛同し集まる人々の話などをされました。後半は、それを受けていしたにさんが、そのムーブメントがなぜネットで広がっていったかを解説されました。

 お二方とも、十年以上もその活動を続けているわけですから、説得力が充分で、また表面的なノウハウを真似てもうまくいかないだろうなというのを実感しました。表面的な現象の裏にどういった構造があるか認識しないといけないですね。

 僕のブログも11月で9年目を迎えます。9年前は成功本という言葉もなく、成功哲学などが好きな人もネット上では強烈にハイテンションな人や逆に強烈にローテンションな人しかいなく、わりと普通の人でやっている人は少なかった事を思い出しました。

 あと、ネット時代ですからクチコミ的にもSEO的にも言葉の造り出すセンスって重要だなと思いましたね。「工場萌え」とか「成功本」とか造り出すと先駆者として認識されますね。

 こちらのセミナーの模様は翌日地元の新聞にも掲載されました。
デーリー東北:北奥羽ニュース:八戸の工場群「宝の山」と景観を絶賛(2011/10/20 14:02)

 工場の景観を楽しむ「工場萌(も)え」ブームの仕掛け人でライターの大山顕さんが19日、八戸市のユートリーで講演した。前夜に観賞した八戸の工場群を「すごく魅力的で宝の山に見えた」と絶賛し、「貴重な観光資源として活用してほしい」と述べた。
 大山さんは2007年に全国の工場群の観賞スポットを紹介した「工場萌え」を出版。ネット上で評判を呼び、4万部を超えるヒット作となった。

 講演は「カネイリビジネスフェア」のセミナーの一環で、約20人が参加。大山さんは、ネットで人気のブロガー、いしたにまさきさんと共に講演し、「以前であれば、変わった趣味として各自が胸の内にしまって完結させていた。ネットの普及によって、大勢が『工場萌え』をカミングアウトしやすくなった」と分析。
 その上で、地域の活性化の手法としてネットを活用し、これまで顕在化し得なかった人の興味や好奇心を捉えることが重要だと強調した。

ありがとうございました。

 いしたにさんは引き続き午後も講演いただきましたが、大山さんは会場となった八戸駅周辺の散策に向かいました。そのときに、思わず地元の方が「この辺は何もないですから〜」と言ったのに対して「なにもない街などない!」と一喝してました。

 大山さんが八戸駅周辺をぶらりと歩いたときのtwitterのつぶやきのまとめです。
大山総裁の八戸ぶらり旅 - Togetter

 午後は、コグレマサトさんといしたにまさきさんというネット業界のカリスマのお二人の登場です。「ネット業界のカリスマ」というのは、別に僕が呼んでいるわけではなく、八戸市会議員藤川優里さんの八戸市市議会での発言です。念のために引用します。


平成22年 6月 定例会-06月16日-04号

当市の観光行政の多角的PRにつきましては、テレビ、雑誌での露出件数も確実にふえており、さらには先日、来年3月、全国で上映予定の映画「津軽百年食堂」のロケも種差海岸で行われたとの新聞記事がありました。このように、テレビ、雑誌のみならず、映画や大手ビールメーカーとのタイアップまで、まさに多角的なPRに取り組まれ、水産都市、産業都市八戸のみならず、観光都市への彩りを加えてきていると言ってもよい当市の観光PR政策ですが、今、話題のコミュニケーションツールとしてツイッター、140文字のつぶやきを当市では他の自治体に先駆け積極的に活用されたという記事を全国紙で目にしました。ツイッター上でも、ネット業界ではカリスマと呼ばれているコグレマサトさん、いしたにまさきさんが八戸キャニオンのネタをつぶやき、ツイッター上で大評判になったりしています。
 そこで、お尋ねいたします。八戸の観光PRにおいてツイッターを活用している目的や今後の展開、また、東北新幹線全線開業を控え、改めて多角的観光PRについてどのような戦略をお持ちなのか、お尋ねいたします。

 そのカリスマのお二人に「あなたの会社のファンを作る最新ネット活用法セミナー」と題してお話しいただきました。
 ブログ、twitter、facebookとネット上にはさまざまなツールやサービスがありますが、それを活用してファンを増やしているお店や自治体の事例などをお話しいただきました。

そして午前中にも午後にも話題として登場していたのがこの動画
 

デレク・シヴァーズ 「社会運動はどうやって起こすか」 | Video on TED.com

 ポイントは「一人目のバカ」じゃなくて、2人目に踊った人、1人目のフォロワーですね。この辺について午前中も午後も詳しく説明がありました。

 アンケートでもこの動画についての解説が参考になったとのご意見が多かったです。

駆け足で10月19日のセミナーの様子をご紹介させていただきました。ご来場いただいた方々、講師の先生方あらてめましてありがとうございました。


それにしても皆さん出張中でも持ち味をいかんなく発揮されています・


●出張中も呼吸をするようにブログを書くネタフルのコグレさん
[N] 「小舟渡食堂」で磯ラーメン山海おにぎり(八戸)
[N] 「八戸セメント」がカッコいい!(八戸)
[N] 八戸ポータルミュージアム「ハッチ」(八戸)
[N] 眺めているだけでも楽しい「カネイリミュージアムショップ」(八戸)
[N] 俺100が薦めるビジネス書100選を手に取れる「金入聖幸堂」
[N] 「iPhone 4S」で撮影した八戸の工場夜景写真
[N] 銀河鉄道999のような空に延びるベルトコンベア(八戸)

●出張中でも工場や街歩きの写真を撮り続ける大山さん
Flickr: Ken OHYAMA's Photostream(素敵な
工場写真がたくさん!僕も同じ時間に同じ場所から撮影しましたが…)
大山総裁の八戸ぶらり旅 - Togetter
@nifty:デイリーポータルZ:八戸キャニオンはやっぱりすごかった!

ぼくらのあいだで「八戸」といったら「八戸キャニオン」っていうぐらい"ドボク"好きの間では伝説的な存在なのだ。

●352枚もの大量の素敵な写真をFlickrにアップし、寝る前にブログも書くいしたにまさきさん
八戸03-2011 - a set on Flickr
三度目の八戸訪問、要するに八戸って街のサイズがちょうどいいんだ:[mi]みたいもん!

 こういうぶれない姿勢を見ると、僕が出張したときもキャバクラ行きたくても「ホテルに戻って読書したいので〜」とか言って中座しなきゃだな。

前日には、著者も初めて見る出来上がったばかりの本を八戸市カネイリ番町店で受け取ったり
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著者が出来上がったばかりの本を始め見る瞬間に立ち会うことができました。

 翌日のセミナーのために、八戸の街を色々歩いたり
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八戸セメントを撮影する大山総裁。

「海に突き出るなにか」を撮影したり
http://farm7.static.flickr.com/6224/6257361724_7bb35bf3f5.jpg

http://farm7.static.flickr.com/6112/6257359990_afa493f21f.jpg


自分でも気がつかなかった地元の魅力をあらためて感じることができました。

今回は座学という形で行いましたが、次回はワークショップという形式も面白いかなと思いました。

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楽しいみんなの写真 -とにかく撮る、flickrで見る。ソーシャルメディア時代の写真の撮り方・楽しみ方
いしたにまさき (著), 大山 顕 (著)

誰でも簡単に携帯やデジカメで写真を撮って公開できるようになり、デジタル化された写真が大量にソーシャルメディアに流れている今、写真の撮り方や見方、楽しみ方、そしてその役割にも変化が起きています。本書は、「みんな」をキーワードに、ブログ「みたいもん!」のいしたにまさき氏が「写真を見る」という側面から写真共有サイトflickrを使い、写真とソーシャルメディアの関係性を探り、「工場萌え」の大山顕氏が「写真を撮る」という側面から、自身が開催している写真ワークショップの実体験を振り返り、写真と人とのつながりを掘り下げていきます。「ちょっといいデジカメを買ったけど、なにをどう撮ったらいいのかわからない」「そもそも“良い写真”ってなんだろう?」「flickrは登録したけど使っていない・・」という人にぜひ読んでもらいたい1冊です。
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