2011年11月6日(日)に青森県八戸市の南部会館で開催された、美崎栄一郎さん主催の「がんばろう東北!応援観光ツアー」in八戸 『これからのクリエイティブの話をしよう』にご来場いただきありがとうございました。
会場となった青森県八戸市中心街の南部会館
【参考】「これからのクリエイティブの話をしよう」美崎栄一郎さん主催「がんばろう東北!応援観光ツアー」in八戸 ゲスト:ウジトモコさん:[俺100]
facebookイベントページ:「これからのクリエイティブの話をしよう」美崎栄一郎さん主催「がんばろう東北!応援観光ツアー」in八戸 ゲスト:ウジトモコさん
11月3日の福島をスタートして、4日仙台、5日盛岡と徐々に北上してきた、美崎栄一郎さんの「がんばろう東北!応援観光ツアー」も、この6日の八戸で最終日。僕も現地世話人としてお手伝いさせていただきました。
連日のセミナーや観光という事でお疲れかと思いきや、最終日になっても早朝から八戸市の舘鼻漁港の朝市に出かけるなど元気な美崎さんです。
八戸でのセミナーのテーマは「これからのクリエイティブの話をしよう」です。セミナーのタイトルは僕がリクエストさせていただきました。「やや大上段に構えすぎたかな?」とも思いましたが、美崎さんもゲストのウジトモコさんも、そしてサプライズゲストのXさんも、その期待に充分応えてくださいました。
まずは、美崎栄一郎さんのお話からスタート。
美崎さんからは、非デザイナーという立場から、デザイナーの方とクリエイティブをつくる際に気を使っている事や注意点などをお話しいただきました。デザインというと、センスやら才能やら、ある種の勘に頼ってつくってしまう部分もありますが、そういう事ではなく理詰めで共につくっていく方法なども紹介いただきました。色々実際の事例なども交えお話しいただいたのですが、実際の事例の方は、美崎さんの過去の著作などが俎上に上がっていたので、利害関係者も見ているかもなのでブログでの紹介は控えさせていただきます。
美崎さんに続いては、ゲストのウジトモコさんの登場です。最近新刊が出たので、その内容をお話しするのかと思いきや、すでに過去2回の八戸のセミナーで新刊の内容は話してあるという事で、なんと新ネタを披露。
最近、ウジさんが関わったある商品のプロダクトデザインを事例として「クラス感」「間違われてはいけない方向」「デザインと価格戦略」などをお話しいただきました。
プロダクトデザインの現場に携わる機会のない自分にはとても貴重なお話しで、同じ素材で同じ機能の商品でもデザイン次第で全然違うんだなという事を実感しました。
また、ウジさんには今回チャリティセミナーという事で全部自腹で八戸まで来ていただいたのですが、今回の八戸の再訪には期する思いがたくさんおありになり、本当に熱の入ったお話しでした。最後には思わず涙ぐむ場面も…
本来ここでいったん休憩だったのですが、前述の「ある商品」を開発し製造販売している、大阪の株式会社日吉パッキング製作所の原比奈子社長が会場にいらしていたので、お話しをいただくことに。いきなりの無茶振りに、遠慮なさる奥ゆかしい原社長でしたが、強引にお話しいただきました。突然の事でびっくりしたと思います。原社長すいませんでした…
しかし、現場で苦労や葛藤の連続だった原社長の商品開発の話に、聴衆一同静まりかえり、聴き入ります。
「鬼コーチ」との異名をとるデザイナーからのプレッシャー、下請けの製造業という意識から最初は抜け出せなかった従業員、関連業者との折衝など一つの商品が完成するまでにはいくつもの涙なしでは語る事のできないストーリーがあります。
そして、苦労の末に出来上がったのがharrytoree (ハリトレー)です。
harrytoree (ハリトレー)公式ページ
展示会やパーティーなど多数の人との名刺交換時に頂いた名刺を、その場ですぐに保管できる harrytoree(ハリトレー)は「名刺を探す」ストレスからあなたを解放します。名刺をはって、またはがせるので、並べ替えがとてもスムーズ。本のようにパラパラとめくれるから、名刺の検索が簡単です。
また、お財布の中で増え続けるショップカード・ポイントカードの整理にも使えるので便利です
完成品を見ると、おしゃれ系で小粋さを感じさせるアイテムですね。
まだ、扱っているお店は限られているようですが、順次販売店舗が拡充されていくとのことでしたので、見かけたら是非手に取ってみてくださいね。
(Amazonでも取り扱っています)
はって、とれて、またはれる 名刺ホルダー harrytoree(ハリトレー) タイプ01 オレンジ
はって、とれて、またはれる 名刺ホルダー harrytoree(ハリトレー) タイプ02 オレンジ
はって、とれて、またはれる 名刺ホルダー harrytoree(ハリトレー) タイプ03 レッド
僕もセミナーの日に、初めて実物を見ましたが、名刺整理が苦手でついバラバラになって収集がつかなくなってしまう僕にはぴったりのアイテムです。
また、大阪の原社長が、わざわざ八戸のセミナーにいらっしゃるまでにも、「人と人のつながりって素晴らしいな」と思わずにはいられない人間ドラマがあるのですが、僕も実は全貌はよく分からず。多分誰もわからないんじゃないかな。
ただ、魂が込められた製品には、人を引きつけずにはいられない魅力や波動を発していて、その波動に共鳴した人同士が自然と引き寄せ合うのかなと思いました。なにを書いているかよく分からないと思いますが、僕もよくわからない。でも、ツイてますね、僕もみんなも、色々。
続いて休憩中は、感動の余韻に浸りつつカネイリ南部会館支店で本の販売やハリトレーの見本に触る事ができました。
後半は美崎さんとウジさんによる、質疑応答やフリートーク。感極まっていたウジトモコさんもいつものペースを取り戻し、実際の事例を元に「こんなデザインはダメだ」というツイート禁止でもちろんブログにも書けないお話の数々に圧倒されました。
日曜日の午前中という、ゆっくり過ごしたい時間にもかかわらずご来場いただいた皆様ありがとうございました。
でも、きっと満足していただけたのではないかと思います。
(会場を出た後も、セミナーの感想などを話し込む参加者の方々)
そして、笑いあり涙ありの素敵なお話しの数々をお話しいただいた、美崎栄一郎さん、ウジトモコさん、原比奈子社長本当にありがとうございました!
これから八戸から素敵なモノが色々と生まれる予感がします!
「結果を出す人」の手帳の秘密 美崎 栄一郎 (著)
「手帳は、自分の時間をコントロールするための台本なのです」仕事ができる人の「手帳の秘密」を公開!時間の調整・スケジューリングの仕方、実行するときの思考方法など、目からウロコの1冊。
デザインセンスを身につける (ソフトバンク新書)
ウジ トモコ (著)
ツイッターやフェイスブックのアイコン一つにも「デザインセンス」は現れるもの。一億総表現社会の到来といわれるネット時代、誰もがデザインセンスの重要性を語る一方で、どうすればセンスがよくなるのか、そもそもセンスとは何なのかは、あまり理解されていない。今こそデザインの要諦「トーン・アンド・マナー」を学び、センスを磨くための考え方とノウハウを身につける。