情報整理術 クマガイ式 熊谷 正寿 (著)
・一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法の続編
(本の帯にそう書いてあった)
この間
・図解 一冊の手帳で夢は必ずかなう
・20代で始める「夢設計図」-必ず“スピード成功”する5つの原則
も出版されましたが、正統な続編はこの
・情報整理術 クマガイ式 のようです。
熊谷社長の前著の一冊の手帳で夢は必ずかなうを読んだときに、著者自身の中で手帳術がかなり体系的に徹底されてるような印象を受けました。
今回の情報整理術も徹底されてますね。
スキがありません。
細かい事例を例に取れば
ジムで着替えるときはネクタイを完全にほどかないで、輪っかのままにしておくと、帰りに素早くネクタイを締められる
非常に細かいノウハウですが、これで1分短縮できれば、年間で6時間短縮できるそうです。
6時間といえば大体正味の一日の労働時間ですね。
これは大きい。
本書はノウハウの部分を大別すると「デジタル編」「アナログ編」「情報収集術」「時間節約術」に分けられます。
自分には「デジタル編」が非常に面白かったですね。
メール整理術が画期的です。
メール整理術は一般的には
・フォルダ自動振り分け
・時系列でそのまま
に大別できると思うのですが、熊谷式は非常に画期的です。
なんと、
「時系列にもメールを残したまま、自動でコピーしてフォルダに振り分ける」
です。
これは、画期的。
以前は「フォルダ自動振り分け派」が多かったように思うのですが、gmailやデスクトップ検索ツールの台頭とともに、「時系列そのまま派」も増えてきたように思います。
あと、超整理法が流行したときも「時系列そのまま派」が増えましたね。
(私の周りの狭い範囲の話です)
しかし、この熊谷式のメールを自動でコピーして、「時系列」と「振り分け」を両方使うというのはいいですね。
メールソフトによってはできないかもしれませんが…
他にも、さすがIT企業の社長さんだけあってパソコンの整理術や仕事術のノウハウが満載です。
凄いのがすべてに合理的な理由があるところ、「なんとなく」「昔からそうだから」というような、あいまいな理由はありません。
試行錯誤の結果のノウハウです。
そして、効率一辺倒の中にもアナログの情報整理では、
「
「赤ペンを引く」「はさみで切り抜く」「それを貼る」「ファイルに綴じる」などの手間隙かけると、その作業を通じて情報の内容が深く刷り込まれ、新しい発想や思考が生まれるそうです。
個人的には
「A4サイズの紙をバイブルサイズに折りたたむ手順」が非常に嬉しかった。
ちょっとノウハウマニア的思考ですね。
本書は
本書は決して「机周りやパソコンの中の見た目をよくする本」や「整理オタクのための情報整理の本」ではありません。「夢をかなえたい」
「そのためには情報と時間が必要だ」
「情報と時間を味方に付けるには情報整理術が必要だ」これが私の情報戦略の根幹です
と、あります。
整理法や情報収集法などで、自分が直接使える部分はもちろんどんどん使えばいいし、使えない部分があったとしても、その情報整理に対する姿勢や考え方で得る部分は非常に大きいと思います。
私も「1日1改善」で、夢に向かって近づきたいと思います。
時間ばかりは平等に有限ですからね。
同じ時間を使うなら、自分の夢ややりたい事に使いたいものです。
編集後記には下記の参考文献が挙げられてました。
・知的生産の技術梅棹 忠夫 (著)岩波新書
・「超」整理法1 押出しファイリング
・「超」整理法〈2〉捨てる技術
・「超」整理法〈3〉タイム・マネジメント
・「超」整理法〈4〉コミュニケーション
夢をかなえるために必要な「情報」と「時間」
――まえがきにかえて
序章 夢を「より早く」「より確実に」かなえる法則
時間と情報をいかに味方につけるか
第1章 クマガイ式情報整理「七つの原則」
私が二十年心がけている情報整理の基本ルール
第2章 クマガイ式情報整理術【デジタル編】
一日に五百件のメールを処理する私のパソコンの整理法
第3章 クマガイ式情報整理術【アナログ編】
デジタル全盛時代でもアナログツールとの併用がベスト
第4章 夢をかなえるための情報収集術
有益な情報の集め方と活かし方
第5章 夢をかなえるための時間節約術
段取りと小さな工夫の積み重ねが時間を増やす
第6章 ITを使った情報収集&時間創造プラスα
ちょっとマニアックな私のIT活用術
●好評既刊
きなこもち
自分のページでもいつかレビューでまとめたいと思っていた内容を、がっちり聖幸さんがまとめて下さいました!感謝ですm(_ _)m
レビュー掲載の際には是非リンクはらせて下さい!!
デジタル編も目から鱗ですが(実行してないけど『ブラウザ空白』アイデアには膝打ちました)、私自身は自分で長年抽象イメージから脱せなかった「雑誌の切り抜きレシピのリファレンス」アイデアが、名刺整理を例に『クロスリファレンス』という言葉で具体的な整理手順とともに解明され、まさに「私のために書いてくれたんじゃな〜い?!」ってな気分(^^;
ちなみにレシピ整理で私が抱いた野望は、
「和、洋、中など味付け別検索、肉、魚、野菜など材料別検索、総菜、弁当、パーティ−などシュチュエーション別検索を出来るファイリング」でございました(^^)
パソコンで整理する方法もありますが、打ち直すのはめんどいし、料理するときは紙であった方が便利なんですよねこういうの(妻帯者の皆さんは是非奥さんに聞いてみて下さいwww)。
聖幸
きなこもち 様
いつもコメントありがとうございます。
>レビュー掲載の際には是非リンクはらせて下さい!!
はい、こちらこそよろしくお願いします。
>妻帯者の皆さんは是非奥さんに聞いてみて下さいwww
「そもそも毎日料理作るのが面倒くさい」
と、言われそうな予感!
やばい!悲観的だ!
中和しよう。
ツイてる!ツイてる!
これからもよろしくお願いします。
なおなお
はじめまして、僕も昨日購入しました。
なかなか面白そうなブログなのでお気に入りに登録させていただきました。
斎藤一人さんの本も読まれてるみたいなので、今からそちらも観に行ってみますね。
聖幸
なおなお様
コメントありがとうございます。
お気に入りに登録していただきありがとうございます。
これからも、更新がんばっていきますので
よろしくお願いします。