倒産寸前の会社を、発想を変えることにより、現在では年商57億円、直営店32店舗までに育て上げた物語。
その発想の秘密とは…
「ちょっとアホ」
になること…
著者の出路社長は、2坪の古着ショップからたった7年で35億の会社に成長させます。
その時点で若干35歳。
しかし、あまりに急成長したためか「燃え尽き症候群」のようになってしまいます。
守りに入ってしまい、逆に不満や不安がたまっていきます。
その後会社の成長も徐々に悪化していくことに…
あらゆるセミナーに出て勉強しますがそれが裏目裏目に出てしまいます。
細かい指示を出す → あげ足をとる
社内会議の現状分析 → あらさがし
色々試す → 朝令暮改
色々試すも悪循環でいよいよ本格的に会社にピンチが訪れます。
そこで出路社長は…
「どうせだめなんだったら、楽しくやろう。アホになろう」
と開き直ります。
この発想が並ではないですね。
ちょっとアホになることにより自然に他社と差別化ができてしまったそうです。
「ちょっと、アホ」を売りにしてる会社はあまりないでしょうからね。
今までは細かい指示を出していた会議でも「反省禁止」
理由は楽しくないから。
お客さんを巻き込んだ
アフロの日
体育祭、文化祭
ハロウィン
母の日・父の日
タイムサービス
など、ちょっとアホなイベントも楽しそうだという事で、大盛況。
社員も生き生きと働くようになり、お客さんにも喜んでいただけるようになり、会社の業績も奇跡的な回復をとげました。
めでたし、めでたし。
出路社長の「今日からウチはちょっとアホでいくぞ」というのもすごいけど、社員の方々の「それ、おもしろそうっすね」という反応もすごい。
これは、元々社長と社員の枠を超えた信頼関係があったからと思います。
本全体から、出路社長のあたたかい父親、兄貴のような存在感が伝わってきます。
第6章の「ちょっとアホの目撃証言」に、ちょっとアホ理論に付き合った社員の方々の証言がありますが、出路社長のあたたかい人柄が伝わってきます。
楽しいことは長続きする。
面白くないことは続かない。
楽しいことに人は集まる。
そんな事を感じさせる本でした。
出路社長の会社
●ヒューマンフォーラム
本当に楽しそう。
出路社長のブログ
●やる気伝道師 日記
テキストも派手派手です。
ちょっとアホ!理論 倒産寸前だったのに超V字回復できちゃった!出路 雅明 著
本書は「ちょっとアホ!」になることにより、
大成功をつかんだ一人の男、
義理と人情の「やる気伝道師」出路雅明と、
その仲間であるヒューマンフォーラム軍団の
血と、汗と、涙の、ほぼ真実の物語である!
<大大大絶賛!!>
■西田塾塾長 日本アホ会会長 西田文郎氏
䂁000人の経営コンサルタントに会うより、
このアホ1人に会うほうがいい。 訠■NPO法人読書普及協会理事長 清水克衛氏
삁Aホが世界をひっぱっているのだ! Ċ