職場では言いたくでも言えない言葉、言ってはいけない言葉がたくさんある。
セクハラになるようなものはもちろん駄目だし、社外の相手に失礼になる言葉、社内のモチベーションを下げるものなどなど、思った事も言えないのが実情である。
思った事はそのまま言えないけれど、自分の意思や意見は何とか伝えたい。そんな時に役に立ちそうな一冊。
本書は
・頼む
・批判する
・断りを入れる
・人物表現
・誤る
の5つのシチュエーション別に、50個の言い換え事例が載っています。
例えば
・私は気に入りません! → ある意味良いですよね。
・勝手に決めて下さい → 全面的に信頼してるのでお任せします。
・代案は無いけど意見を言わせろ! → 素人の立場で言わせていただくと。
・うまく立ち回る人 → 周りが見えている人
・目立ちたがり屋 → アウトプット志向
こんな感じです。
社会人を長くやっていると自然に身についたりするものも多いですし、事例が50個とやや少なめなのが残念。
いや、ここは粒ぞろいの事例が厳選されていると言うべきか。
自分で考える余地が残っているのはいい事ですよね。
人から与えられ事例より、自分で考えたものの方が自分のキャラに合わせたモノもできますしね。
暇な会議や長い説教の間、こういう言い換えを考えていると案外楽しいですよ。
暇な会議 → 腹の探りあいの続く頭脳戦
長い説教 → 自己鍛錬の場
と言い換えると案外楽しいかも。
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