現代の成功の3つの要素とは「崖っぷち会社」が生まれ変わった3つの方法」」

以前
がんばれ!銚子電鉄 ローカル鉄道とまちづくり:[俺100]の記事で、「銚子電鉄」が成功した理由に触れた部分で

・情報をつつみ隠さず誠実にオープンにしたこと
・自然発生的なコミュニティをうまく活用したこと
・銚子電鉄と言えばぬれ煎餅。ぬれ煎餅と言えば銚子電鉄。などのブランド化に成功したこと
などが上げられると思います。

と、自分で書いて、俺が書いた、この話どこかの本のウケウリだよな、と思いました。

うーん。

と、思ったら


「崖っぷち会社」が生まれ変わった3つの方法 ~売り上げが劇的に伸びる勝利のノウハウ!~中山裕一朗 (著)

で、書いてあることそのままでした。orz
(こちらの本も近日中に紹介しますね)

「近日中に紹介しますね」と言いつつ、延び延びにしていたら、
danさんに先越されたー。
404 Blog Not Found:公開する者は救われる - 書評 - 「崖っぷち会社」が生まれ変わった3つの方法

本書のノウハウは「衰退産業」「地方の会社」「弱小企業」の悪い条件が三拍子揃ったから、うまくいったわけではない。
むしろ、逆に、それだけの悪条件すらもひっくり返すことのできるノウハウということであろう。

この本のタイトルになっている3つの方法とは
・ノウハウのオープン化
・ブランド化
・コミュニティづくり
である。


例えば、昨年ビジネス書の業界で話題をさらった方々と言えば、「勝間和代」と「本田直之」が挙げられる。
お二方とも、「衰退産業」「地方の会社」「弱小企業」とは、関係ない。
むしろ、「都会的」「個人」「本業は金融系」という感じで、本書の著者とは真逆の感すらある。

しかし、お二方とも本書のノウハウを生かしてるという点では共通している。

・「ノウハウのオープン化」という点では、ビジネス書という形を通じてノウハウを惜しみなく出している。
 勝間さんは、さらにブログでも情報発信をしている。
 
・「ブランド化」という点でも、勝間さんは「IT機器を使いこなし、徹底した合理的な時間活用の上で、バリバリと稼ぐ。そして、家族との時間もきちんと大事にする。」といったイメージがありますし、本田さんも「趣味を大事にする怠け者ながら、徹底した仕組みづくりで最小の労力で最大の効果を上げる」といったイメージが出来ていると思います。

・「コミュニティづくり」でも、勝間さんがワーキングマザーのコミュニティの「ムギ畑」を主催してるのは有名な話ですし、本田さんも「著者兼経営者の会」や「JBN(Japanese Business Netwaork)-在留邦人ビジネスネットワーク」などの活動をされています。


これらの事から、本書の著者の中山裕一郎さんの主張は、多くの業界、そして、個人法人を問わず適用できると私が考えた理由が理解していただけると思う。

404 Blog Not Found:公開する者は救われる - 書評 - 「崖っぷち会社」が生まれ変わった3つの方法でも、danさんは、オープンソースソフトウェア業界についても言及していますが、個人についても

そしてこのことは、個人にも成立するのである。blogを書くというのは、自らをオープンにすることなのだ。それが発展すればblogを核としたコミュニティが自然に成立し、そして個はブランドと化す。本書が私の元に届けられたのも、このblogがあったからだ。その意味で、このblog自体が本書の正しさの別証明になっていたのだ。

と、言っています。

ここについても私はまったく同感です。

私自身、著者の中山さんと、とある「コミュニティ」を通じてお話を伺う機会がありました。
渋谷のセンター街で深夜に二人で、焼肉をいただきながら、地方経済の話からビジネス書の話などを拝聴させていただきましたが、この行為も「ノウハウのオープン化」「ブランド化」「コミュニティ」の三拍子がなければ実現しなかったことだと思います。

業界も違うし、中山さんは福井の方ですし、私は青森なので、共通項と言いますか、お会いする機会というのは普通は皆無なわけです。

それが、「ノウハウをオープン化」することで、お互いの興味や知っている事を事前に知る事が出来てましたし、「ブランド化」のおかげで、初対面の時にも一から自分を説明していただくこと(すること)もなく、「ああ、あの」ということで、スムーズに会話もはずみました。そして「コミュニティ」という場があることで直接お会いする機会にも恵まれました。

普通であれば、ビジネス書の著者の方と、二人きりでお話させていただくということはなかなか無いわけですが、(コンサルやセミナーなどお願いすれば普通は数万円とか数十万円請求されるでしょう)、私の場合はブログで情報発信していたというだけで、その恩恵にあずかる事ができたというわけです。


個人、法人問わず「知識の吸収量は充分だと思うんだが…」と思うかたは、ぜひこの
・ノウハウのオープン化
・ブランドづくり
・コミュニティ
ができているかどうか、確認していただければと思います。

あと、コミュニティについて補足ですが、本書でも書いてますが、最近は「ゆるいコミュニティ」の方がうまくいくみたいですね。従来は「越山会」や「○○一家」みたいな、鉄の結束を誇り、親分のためなら刑務所行きも辞さないみたいな感じでしたが、どうも最近は様子が違うようですね。

この辺はネットの台頭と無関係ではないと思います。通信コスト・コミュニティが低くなったから、たくさんのコミュニティに入って、たくさんの方と交流できるようになりましたね。幸せなことですね。別に私はなんの努力もしてないのに…

ということで、苦労も努力もしてない私にも、このノウハウは効きました。ツイてます!


「崖っぷち会社」が生まれ変わった3つの方法 ~売り上げが劇的に伸びる勝利のノウハウ!~
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