「はてブトルネード」書評関連記事の傾向と対策

週刊 ダイヤモンド 2008年 2/9号 [雑誌]の「年収が20倍増えた仕事術「グーグル化」知的生産革命」が各所で話題ですが、その雑誌の中で

「現代最強の「口コミ媒体」はてブトルネードの猛威」

というコラムがあります。

投票(はてブへの登録)が多いと、はてブのトップページに「最近の人気エントリー」として紹介される。この人気エントリーを見に来る人もおぽく、彼らがクチコミで最新の流行を広める役割を果たす。
そして、「人気エントリー」になると、目立つので増々はてブは増えていきますし、アクセス数もうなぎのぼり、他のサイトやブログで引用される回数も増えますね。そして、当然そのエントリーを通じて書籍を購入する方も増えて、しまいにはAmazonのランキングにまで影響を及ぼし、ついにはAmazonで1位になる書籍もありますね。

それが「はてブトルネード」(命名:勝間和代)


例えば、勝間和代さんの著作も
社会人版ドラゴン桜!?「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」:[俺100]
404 Blog Not Found:10倍どころじゃない - 書評 - 効率が10倍アップする 新・知的生産術
これらの記事が、多くのはてブを集めたこと(はてブトルネード現象)により、Amazonで1位になりました。

「404 Blog Not Found」のdanさんなら地力もありますから、一睨みするだけで順位も上がるかもしれませんが、私の場合は、完全に他力本願のはてブ任せでございました。

そこで、どんな書評関連記事が、多くのはてブを集めてるか調べてみました。
以下、順不同ではてブを多く集めた記事です。
あなたの知らない照明術 : akiyan.com
持たない暮らし : akiyan.com
ユダヤ人大富豪の教え : akiyan.com
(akiyanの記事は、はてブ数と本が売れた数がわかるので参考になります。さすがに「持たない暮らし」は多くのはてブを集めても売れないのか。そりゃそうだよな)

[を] お金は銀行に預けるな
2005年、百式管理人の本棚を生き抜いた12冊 | IDEA*IDEA
【起業&仕事術】「なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?」ティモシー・フェリス:マインドマップ的読書感想文
404 Blog Not Found:速読に役立ちそうな5作品とその読み方
404 Blog Not Found:2008年のお年玉で買うべき本10冊
404 Blog Not Found:2008年の仕事始めまでに読んでおきたいビジネス書x10
404 Blog Not Found:10倍どころじゃない - 書評 - 効率が10倍アップする 新・知的生産術
Passion For The Future: 「頭がいい人」が武器にする 1分で話をまとめる技術
Passion For The Future: 鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ
Passion For The Future: ぼくには数字が風景に見える
Passion For The Future: 人はカネで9割動く
わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 東大教師が新入生にすすめる100冊
わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 東大教官がすすめる100冊
わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: この本がスゴい2007
わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: いきなりコンサルタントに抜擢されたSEが読むべき5冊
わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「知的複眼思考法」はスゴ本


さて、ざっと見ると色々なことに気がつきます。


まずは、
●まとめ記事が強い
まとめが重要なことは
404 Blog Not Found:Amazonアソシエイト決算2008.01
で、弾さんも書いてますし、他の方も書かれていますが、やはり「まとめ重要」ですね。
そして、まとめられる位の量が必要ですね。
なにもないのにまとめることはできませんからね。


●長文が多い
3行くらいの感想はひとつもありませんね。
たいていは、スクロールが必要なほど長い。
それだけ力が入った記事ということもあるだろうし、長いと確率的にも、個人個人の心にひびく箇所が多くなるだろう。
あと、読むのがめんどくさいから「後で読む」ということでとりあえず「はてブ」する場合もあるだろう。
読まれない「はてブ」でも、それも数としてはカウントされますので、有効ですね。

●キメのフレーズ(箇所)がある
たとえば
[を] お金は銀行に預けるなだと、冒頭で

「お金の勉強」本は、
木村剛著「投資戦略の発想法」が
なにはともあれイチオシだったのですが、
今日からこの「お金は銀行に~」をイチオシにします。
お金の世界に入り込んだばっかりの
社会人一年生に一番強くオススメしたいですね。
この本を読むことが一番の投資でしょうね。

と、書かれています。
こうい事が書かれてあると、少なくとも社会人3年目くらいまでの人や、「投資戦略の発想法」に傾倒してた人は「おっ!」と思うだろう。

冒頭や最後には決めのフレーズを入れたほうがいいかもしれない。

●読書家(多読家)である
読書関連記事で多くの「はてブ」を集めてる方は、皆さん読書家ですね。
今現在はあまり読んでなくても、読書歴が長かったり、過去に読書に没頭した時期があるような気がします。
読書家(多読家)というのは直接見たわけでもないので、想像の域を出ないけど多分あってると思う

●ツキがある
これも想像の域を出ないというか、確かめようも無いのですが
いい記事を書いても、そのときにたまたま「人気エントリー」に強い記事がかたまっていたりすると
上位表示されないので、運の要素も結構あるのではないかと。


●その他
細かいことを言えば、投稿の時間や、投稿する曜日、週をまたぐとどうか?など、細かい話は色々あると思うのですが、
その辺は書評とは直接関係無いので割愛。

●まとめ
たくさん本を読んで、たくさん長文の記事を書く。そして、まとめ記事を書く。

「言うは易し、行うは難し」ですが、多分に「量稽古重要」的な要素は実際あると思います。
たくさん書いてれば、そのうちまぐれ当たりもあるでしょうし。
そのうちにまぐれ当たりがたくさん出るようになって、そして、コンスタントに当たりを出せるんじゃないかなぁ?

私は、まだまぐれ当たりがたまにある程度です。

まぐれ当たりで「週刊ダイヤモンド」に掲載させていただきました。ツイてます!
【参考】
週刊 ダイヤモンド 2008年 2月9日号に掲載されました:[俺100]
勝間和代さんのベストセラーははてブが作った?(週刊ダイヤモンド特集より) - kawasakiのはてなダイアリー

週刊 ダイヤモンド 2008年 2/9号 [雑誌]
週刊 ダイヤモンド 2008年 2/9号 [雑誌]

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