「2007年に発行された書籍の定価の合計は?(全体の売り上げではなく一冊当たりの定価を足したもの)」なんて書くと、今話題のフェルミ検定や数字力の問題みたいですね。
先日
・「岩波文庫」「岩波新書」「オライリージャパン」の書籍を全部購入した値段:[俺100]
なんて記事を書いたけど、ふと「書店に新刊で入荷される本を全部買ったら1年でいくらかかるんだろう?」と思って計算してみた。
とりあえず
・Yahoo!ブックス - 本日発売の新刊で、2007年1月1日から2007年12月31日までに発行された本のデータを取得してみた。(取得方法は各自ご自由に)
結果は、発行点数が71,482点で、価格の合計は141,162,204円(税込)だった。
さすがに、1億4千万だと、個人で全部買うのは難しいか。それも毎年。
発行点数の71,482を大体の営業日数(本の入荷する日)の290で割ると、大体250位。
毎日250冊読むのも現実的ではないな。
やっぱ、たまに全集とか大人買いする程度の贅沢がちょうどいいですかねー。
それだって、読みきるには数日かかりそうだし。
それにしても、平均単価が2,000円とは意外に高い。
発行されてる本の最頻値とか、売れてる本の最頻値だと、もっと下になりそうですけどね。
日本人の平均貯蓄みたいに、上に引っ張られるのだろうか?
ちなみに一番高い本は
三井三池炭鉱炭じん爆発事件史料集 第2期 / 三池CO研究会 - Yahoo!ブックス
書籍名
三井三池炭鉱炭じん爆発事件史料集 第2期
著者名 :三池CO研究会
出版社名 : 柏書房
発行年月 :2007年2月
価格(税込) :2,940,000円
ISBNコード :978-4-7601-3069-6 (4-7601-3069-1)
でした。
(この本はAmazonには無かった。)
294万円!10部売れたら3,000万円。100部売れたら、3億円ですよ。
貴重な資料なんでしょうねー。
この手の復刻本は、2、30万円するのが結構あるので、それが平均単価を引っ張ってるんだろうなー。
と、気になったので最頻値を調べたら1,260円だった。
地頭力や数字力は自信がないので、粘着力でがんばってみました。
ビジネスマンのための「数字力」養成講座
小宮 一慶 (著)
地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
細谷 功 (著)
干場弓子
なにげにご紹介ありがとうございます。そうですか、294万円の本なんてあったんだ…! 存じませんでした。そもそも、本という形にする必要があったんでしょうかね。
エコ出版
冊数でみると年間約8億冊の書籍が販売されていますが、約4割が返本されてます。環境を考えたオンデマンド出版の必要性があると考えます。
聖幸
干場様
確かに、CDとか紙以外の媒体だともっと安く出来そうですよね。
なにか、深い闇があるのでしょうか。
謎ですね。
エコ出版様
4割の返品というと無駄になる紙も相当ですよね。
オンデマンド出版はもっと注目されてもいいと私も思います。
これからもよろしくお願いします。